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「ひどすぎる…」彼女の手料理を食べた後、男のリアクションに女が激怒したワケ

東京カレンダー

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「女が交際した途端に彼と“別れたい”と思った理由は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:付き合いたての土曜夜のお家デート。完璧だったはずなのに、数日後に突然男が振られたワケ



もう我慢の限界だった。

のん気に目の前で、テレビを見ながらご飯を食べている雄也。顔はいいし、肩書も、まぁ一応経営者だし悪くない。

条件はいい彼だけど、私はもう耐えられないと思った。

「雄也…」
「は、はい」

私も30代半ばとなり、男性を見る目が厳しくなってしまったのだろうか…。

もし、私が条件だけで人を好きになれた20代だったら、違っていたのかもしれない。

「別れたい」
「……冗談だよね?」
「冗談でこんなこと言うわけないでしょ」

手放すのは惜しいかな、とも思った。でも、雄也に対して根本的に“無理だ”と思うことがあったから、別れることにした。


A1:外食好きな女と、家でまったり派の男だった


雄也とは、知人に誘われた食事会で出会った。

以前、飲み会で知り合った壮平という男性から誘われた食事会に雄也はいた。

「こちら、沙希ちゃん。この前別の飲み会で知り合って。今は…IT系だっけ?」
「うん、そうだよ」

私のことを壮平が説明してくれている間、雄也の視線を感じた。だから私は、雄也に笑顔で挨拶をした。

「初めまして、沙希です」
「初めまして、雄也です」

雄也はひょろっとしているけど、顔も良かったし悪い人ではなさそうだった。話も盛り上がり、私たちは連絡先を交換し、デートすることになった。

初デートは楽しく終わり、二度目のデートで交際することになった私たち。付き合うキッカケとなった二度目でのデートは、恵比寿にある内装も素敵なカウンター焼き鳥『鳥焼き 小花』だった。



「沙希って、焼き鳥が好きって言っていたよね?だから今日は焼き鳥にしたよ」

こういう、ちょっとした話を覚えていてくれるのは嬉しい。ちゃんと話を聞いてくれていたんだと、感動する。

「覚えていてくれたの?嬉しい!焼き鳥って、家だと炭火の美味しさが出ないし、やっぱりお店で食べるに限るよね」
「たしかにな〜。家で焼き鳥はできないか」
「あと中華とかも、絶対外食のほうが美味しいと信じてる。そもそも火力も違うし、プロが作った物のほうがはるかに美味しいのは明確だし」

私は、外食する時間がとにかく好きだった。レストランで食事をすることは、空間も含めて、特別な感じがして高揚感があるから。

そもそも、家で作るよりもプロが作った食事のほうが美味しいに決まっている。

「麻婆豆腐とかは?」
「家でも作れるかもだけど、レベルが違うでしょ」
「そうなんだ」

この会話をしている時に、気がついておくべきだった。でもこの時点では、私は判断をしかねていた。

「雄也は、食べ物だと何が好きなの?」
「なんでも好きだけど…ベタかもだけど、唐揚げとか?」
「胃が若いね(笑)。他には?」
「あとは焼肉とかかなぁ。沙希は?焼き鳥以外だと何が好きなの?」
「私はお鮨かな」
「鮨もいいよね」

この時私は、美味しい焼き鳥をただただ心ゆくまで堪能していた。



お互いのことをまだよく知らないので、当然のことながら普段の生活の話にもなる。

「普段、沙希ってどういう生活をしているの?」
「普通だよ。朝起きて会社行って、夜は友達とご飯食べたりして。雄也は?」
「僕は在宅ワークも多いから、家にいることが多いかな」

雄也は自分の会社なので、自由な出勤スタイルらしい。それは純粋に、羨ましかった。

「リモートワークできるの、いいよね」
「なんで?沙希の会社はできないの?」
「結構みんな出社してるかな。それに家だと集中できないし」
「そうなんだ。まぁ人によるよね、どちらが良いかは」

今から振り返ると、このデートにヒントはたくさん散りばめられていた。

でも34歳になって結婚にも焦っていた私は、この夜、雄也から告白されすぐにOKをしてしまった。

今から考えると、あと数回くらい外でデートを重ねてから判断すればよかったと思う。


A2:「ありがとう」と「ごちそうさま」が言えない男だった


最初の違和感は、すぐにやってきた。交際する前は素敵なお店に連れていってくれた雄也。

でも交際後、彼は手を抜き始めた。

「雄也、今日は何食べたい?」
「先週外で食べたから、今週は家でよくない?」

交際して気がついたけれど、雄也はデートの時に外へ連れていってくれない男だった。

家がいいのはわかるけれど、せっかくのデート。毎回外食とは言わないが、素敵なお店へ行って、楽しく食事したい。それが二人にとって思い出となり、大切にされている実感も湧く。

「いいけど…私、外食のほうが好きなんだけどな」
「でも沙希のご飯がいいな」
「じゃあ材料買って、家で作ろうか」

料理は嫌いじゃないから構わない。ただ“釣った魚に餌をやらない”ように見えてきた。

でもそんなことがかすむくらい、雄也は人として非常に大切なことが欠落していた。



「雄也って、家が好きだよね」
「そうだね〜。のんびりするのが好きだから」

家が好きなことはわかった。

「雄也、今日のハンバーグ上手くできたと思うんだけど、どう?美味しい?」
「うん!」
「ニンジンのグラッセは?」
「…グラッセって、なんだっけ」

― 普通、作ってくれた人に対して一言くらい「美味しい」とか言うよね?

雄也の欠点は、「美味しい」が言えないことだった。

グラッセが何かを確認する前に、私が「美味しいかどうか」を聞いている。それなのに、どうしてたった一言、「美味しい」が言えないのだろうか。

「も〜。今雄也が食べている、ニンジンをバターで煮たやつだよ」
「なるほどね」

段々とグラッセが憎らしく思えてくる。そしてもう一つ。雄也は「ありがとう」を言わない…いや、言えない男だった。



食事が終わり、片づけようとすると雄也がさっと席を立つ。

「沙希、食べ終わった?洗い物するよ」
「ありがとう」
「お風呂入ってきたら?」

お風呂の心配をする前に、なんなら洗い物をする前に…食事が終わったら、まずは「ごちそうさま」。

そして作ってくれた人に対して「ありがとう」と言うのが当たり前のことではないのだろうか。

「そうだね。じゃあ先に入っちゃおうかな」

私が多く求めすぎているのかと、最初は思った。もしかすると私のご飯が実は激マズで、「美味しい」と言えないレベルなのかな…と心配もした。

でも何度か家でご飯を作っているうちに、私は気がついた。自分の料理の腕が云々のレベルの話ではない。

ただただ、単純に雄也が「ありがとう」「ごちそうさま」が言えない男だということに(それに私の料理は、意外に美味しい)。

「沙希ってさ…結婚願望あるの?」
「あるよ!34歳だし、一秒でも早く結婚したいと思ってるよ」
「そうだよね。僕も35だし、そろそろって思ってるよ。もう少し待ってて」
「…わかった」

昔は、結婚相手に求めるものは年収や肩書などが大事だった。でも今となると、人として基本的なことが必要だなと気がつき始めた。

万が一この先雄也と結婚したとする。彼は、私が食事を作ることを当たり前だと思っているので、一生「ありがとう」という気持ちは芽生えないのだろう。

そして子どもができて子育てが大変になったとしても、ワンオペで当たり前…くらいに思いそうだ。

ちゃんと感謝の気持ちと、お礼が言えるかどうか。

これは異性の間に限ったことではなくて、人として一番大切なことな気がする。

― これって、育った環境の違いなのかな…。

もしそうならば、彼と私は一生合わないと思う。そう思い、私は早めに別れを切り出した。


▶【Q】はこちら:付き合いたての土曜夜のお家デート。完璧だったはずなのに、数日後に突然男が振られたワケ

▶1話目はこちら:「この男、セコすぎ…!」デートの最後に男が破ってしまった、禁断の掟

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