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【京都記念】先行できるプラダリア、マテンロウレオに託す 穴馬は2番手以内取れるアフリカンゴールド

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先行馬が圧倒的に有利なレース

京都で行われた過去10年(2011~2020年)で逃げ馬の1勝を含めて3角4番手以内が9勝と、異常なほど先行馬が活躍している。京都芝2200mは最初のコーナー(1角)まで平坦で距離が397mと長く、先行争いが激化すればペースが上がり、差し、追い込みも届く。

しかし、期間中にハイペースになったのは、不良に近い重馬場で行われた2020年のみ。5F通過61秒台は当たり前で、63秒1以上が3回もある(うち、2回は稍重、重馬場)。

これは京都記念が大阪杯やドバイターフの前哨戦的な位置付けで、実績馬があくまでも叩き台として挑んでくることや、前年秋のGⅠレースで活躍していた馬たちの大半が、休養明けで挑んでくることが影響しているのではないか。また、前半が遅すぎて3角の上り坂でもペースが緩まないので、差し、追い込み馬が位置を挽回しきれずに敗れるパターンもかなり多い。

今年は逃げ候補のバビット、アフリカンゴールドが出走するが、テンが速くないので、極端ではないにせよ前半から遅くなるはず。今年も先行馬を中心に予想を組み立てたい。


能力値1~5位の紹介


【能力値1位 ルージュエヴァイユ】
昨年のエプソムCからエリザベス女王杯まで3戦連続2着。前走のエリザベス女王杯は2番枠から好スタートを決めたが、各馬の出方を窺いながら最終的には控えて、ブレイディヴェーグの後ろの中団最内を追走した。道中は前2頭が後続をやや引き離していく展開。3角手前でじわっと前との差を詰め、3~4角で最短距離を通った。4角で前のブレイディヴェーグが仕掛け、それを追いかけて4列目で直線へ。序盤で同馬の内から伸びるが、まだ3列目。ラスト1Fでブレイディヴェーグが抜け出したところを内から食らいつき、3/4差の2着と好走した。

前走はややスローペースで、3~4角からペースが上がる展開。中団から3~4角で最短距離を通って、上手く脚を溜められたことが好走に繋がった。しかし、今回はエリザベス女王杯と同じ京都芝2200m戦でもペースが遅くなるはず。先行できないルージュエヴァイユにとっては不利な条件だろう。

また、今回は休養明けの一戦。京都記念は大阪杯やドバイターフの前哨戦の位置付けで、一昨年のユーバーレーベンや昨年のエフフォーリアのように、GⅠ馬が敗れて波乱になることが多い。ルージュエヴァイユも前走後に楽をさせており、この先が目標のはず。ここは本馬を軽視して高めの配当を狙いたい。

【能力値2位 プラダリア】
前々走の京都大賞典で、一昨年の青葉賞以来の重賞2勝目をあげた馬。前々走は7番枠から五分のスタートだったが、コントロールしながら楽に先行した。外のアフリカンゴールドを行かせて2列目の最内を確保。道中はスペースを広げて3番手。3~4角では最短距離を通ってアフリカンゴールドと2馬身ほどの差で直線へ。序盤で同馬の外に誘導して追われるとじわじわ伸び始めた。内から上がったボッケリーニと接触する場面もあったが、ラスト1Fでアフリカンゴールドを捉え、最後は内のボッケリーニを制してクビ差で勝利した。

前走の有馬記念では14着に敗れたが、前々走で自己最高指数を記録した後の休養明けの一戦で、勝ち馬から1秒差と大きく崩れてはいない。前走は平均ペースだったが14番枠からやや出遅れたのを挽回して2番手のスターズオンアースをマークして3番手の外を追走と、序盤のロスもあった。しかし、前走で先行したことで今回は位置を取りやすくなるはず。今回のメンバーなら逃げ馬2頭を見ながらレースを進められる可能性が高いだけに、本命候補としたい。

【能力値3位 ベラジオオペラ】
昨春の日本ダービー4着から長期休養明けで挑んだ前走のチャレンジCで優勝。前走は5番枠からまずまずのスタートを切って楽に先行した。外のテーオーシリウスを行かせて2列目の最内を確保し、そこから意識的に位置を下げ、1~2角では好位中目を追走。3~4角では包まれかけたが、勝ちに行くガイアフォースの後ろをついて回り、4角出口で同馬の外へ。直線序盤で追われるとすっと伸びて一気に先頭に立った。ラスト1Fで最内からさばいて上がったボッケリーニとの叩き合いになり、それをハナ差で制した。

辛勝だったが、着差以上の内容で、自己最高指数を記録した。前走では春からの成長を見せたが、今回は長期休養明けで好走した疲れが気になるところではある。前走から10週休ませて疲労回復を図っているが、潜在能力が低ければ反動が出る。ここは前走を上回る能力があるかが問われる一戦となるだろう。

【能力値4位 マテンロウレオ】
3歳時にきさらぎ賞を優勝して以降、重賞勝ちはないが、昨年の京都記念で2着、大阪杯で4着に入ったように、芝の中距離では高い能力を持っている。昨年の京都記念は1番枠から好スタートを決めて、外から内に切れ込むユニコーンライオン、それに続くキングオブドラゴンを行かせて3列目の内を追走。3~4角では前とのスペースを広げ、4角でも4列目でワンテンポ待って、最内から直線へ。直線でスピードを維持し、ひとつ外に出してプラダリアの後ろから伸び、ラスト1Fで同馬の外に誘導するとクビ差で捉えて2着と好走した。

マテンロウレオは昨夏に復帰してからは凡走が続いたが、前々走のチャレンジCでは5着に入って復調気配を見せた。前走の中山金杯では出遅れて中団馬群の中目で包まれ、1角で窮屈になって後方の外に下がる不利。その後も何度も小さな不利を受け、4角で大外をぶん回す大味な競馬になってしまったために能力を出しきれなかった。よって、今回はエネルギーが溜まっていそうだ。

先週の東京新聞杯で優勝したサクラトゥジュールも、マテンロウレオと同様に中山金杯で中団馬群の中目で包まれた馬。1角で折り合いを欠きながら下がってしまい、12着に敗れた。そう考えるとマテンロウレオも期待できる。また鞍上がロジック的な騎乗をする横山典弘騎手なので、先行馬が手薄のここで先行策というストーリーもありそうだ。プラダリアとの本命馬選択が悩ましい。

【能力値4位 ブレイヴロッカー】
鳴滝特別、オリオンSと連勝し、オープン入りした上がり馬。前走のオリオンSは7番枠から五分のスタートを切って、そこから無理をさせず、中団からやや後方に下げて最内に入れた。向正面で前のスペースをじわっと詰めて3角では中団。3~4角で最短距離を通って3列目で直線へ。序盤で2列目に上がり中目をさばいてしぶとく伸び、ラスト1Fでは内で粘るエアサージュを捉えてクビ差で勝利した。

前走は3~4角で一気にペースが上がり、ここで最内を通った馬のワン、ツー決着。それも、最後の直線で上手く進路が開いて、スムーズな競馬ができての好走だった。

また、エアサージュのここ3走の勝ち馬たちは、リカンカブールがのちに中山金杯、ミッキーゴージャスがのちに愛知杯と、重賞を勝っている。ひょっとしてブレイヴロッカーも? と期待したくなるが、今回は中山金杯や愛知杯より相手が強い。しかし、ブレイヴロッカーも近走が充実しているだけに、勢いに乗って突破する可能性はある。

穴馬は一昨年の覇者アフリカンゴールド

アフリカンゴールドは一昨年に12番人気でこのレースを勝利し、大波乱の立役者になった。同レースでは11番枠から五分のスタートを切って、促しながら内に切れ込み、マリアエレーナを制してハナを取り切った。そこからは上手くペースをコントロールし、超スローペースに持ち込む。向正面では外からレッドジェネシスが捲ってきたので3角手前からペースを引き上げ、4角出口で仕掛けて1馬身半差のリードで直線へ。序盤で1馬身3/4差まで差を広げ、ラスト1Fで内から食らいつくタガノディアマンテを振り切り、1馬身1/4差で完勝した。

本馬はこのように序盤から急がさずにマイペースで前の位置が取れるとしぶとい。昨秋の京都大賞典で逃げて勝ち馬プラダリアと0秒2差の4着、アルゼンチン共和国杯でも勝ち馬ゼッフィーロと0.4秒差の5着と善戦している。前走のステイヤーズSはさすがに距離が長く11着と大敗したが、今回はそこから立て直されての一戦。同型馬はテンの遅いバビットなので、序盤から急がなくても前の位置を取れるのは好材料だ。大外の12番枠なので序盤は2番手でもいいし、バビットがペースを上げないようであれば逃げてもチャンスがあると見ている。

※パワーポイント指数(PP指数)とは?
●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示
例)ルージュエヴァイユの前走指数「-21」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも2.1秒速い
●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート
●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3
●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数
能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補

ライタープロフィール
山崎エリカ
類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。

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