ここが正念場。再起を誓う、元タイトルホルダーたち<投手編>【編集部フォーカス】
ここが正念場。再起を誓う、元タイトルホルダーたち<投手編>【編集部フォーカス】
 昨季まで福岡ソフトバンクホークスでプレーした攝津正投手が8日、現役引退を表明した。攝津は、2009年、10年と2年連続で最優秀中継ぎのタイトルを獲得して頭角を現すと、2012年には先発投手として最多…

 昨季まで福岡ソフトバンクホークスでプレーした攝津正投手が8日、現役引退を表明した。攝津は、2009年、10年と2年連続で最優秀中継ぎのタイトルを獲得して頭角を現すと、2012年には先発投手として最多勝、最高勝率の投手二冠を達成。いま黄金期を迎えているチームの足場を固めた。
 
 また、読売ジャイアンツでエースとして活躍した内海哲也投手は昨年12月20日、FA権を行使した炭谷銀仁朗捕手の移籍に人的補償選手として、埼玉西武ライオンズへの移籍が決まった。内海は、最多勝2回、最多奪三振1回と実績十分で、経験豊富な投球術が期待される。
 
 昨季は、中日ドラゴンズ松坂大輔投手が、新天地で復活を遂げ注目を集めた。今回は、2019年に正念場となる、元タイトルホルダー6人を紹介する。

金子弌大(北海道日本ハムファイターズ)


・2010年(最多勝)
30試合204回1/3、17勝8敗、1ホールド、190奪三振、防御率3.30
・2013年(最多奪三振)
29試合223回1/3、15勝8敗、200奪三振、防御率2.01
・2014年(最多勝、最優秀防御率)
26試合191回、16勝5敗、199奪三振、防御率1.98
 
2018年成績
17試合100回、4勝7敗、72奪三振、防御率3.87
 
 今オフ、オリックス・バファローズから自由契約となり、日本ハムへ移籍した金子。オリックス時代の『金子千尋』とは別れを告げ、日本ハムでは『金子弌大』としてマウンドに立つ。2017年に12勝、6完投で、完全復活が期待されたが、昨季は4勝にとどまり、完投はゼロ。輝かしい実績をもつ投手であるだけに、2019年は新たな輝きを放ってほしいところだ。

和田毅(福岡ソフトバンクホークス)


・2010年(最多勝)
26試合169回1/3、17勝8敗、169奪三振、防御率3.14
・2016年(最多勝、最高勝率)
24試合163回、15勝5敗、157奪三振、防御率3.04
 
2018年成績
1軍登板なし
 
 日本プロ野球復帰3年目となった昨季は、肩の故障により1軍登板なし。2017年も8試合の登板にとどまり、投手二冠を獲得した復帰1年目とは打って変わって、けがに悩まされた2年間となった。昨季活躍した松坂とは同世代の和田。残り少ない“松坂世代”の一人として、2019年シーズンは、再び花開けるか。

館山昌平(東京ヤクルトスワローズ)


・2009年(最多勝)
27試合188回1/3、16勝6敗、126奪三振、防御率3.39
 
2018年成績
5試合19回2/3、0勝4敗、13奪三振、防御率6.86
 
 和田と同じ“松坂世代”の館山は、2008年から5年連続で2桁勝利を挙げた。だが、2016年7月22日の中日ドラゴンズ戦以来、勝ち星から遠ざかっている。昨季も5試合に登板して、防御率6.86と試合を作ることができなかった。だが、何度もけがから這い上がってきた館山なら、2019年の復活も十分に考えられる。

澤村拓一(読売ジャイアンツ)

・2016年(最多セーブ)
63試合64回1/3、6勝4敗、37セーブ、4ホールド、55奪三振、防御率2.66
 
2018年成績
49試合52回1/3、1勝6敗、24ホールド、54奪三振、防御率4.64
 
 今季プロ9年目を迎える澤村は、2016年にセーブ王に輝いた。だが、翌17年は右肩故障の影響で1年間登板することができなかった。復活を期した昨季は、49試合に登板するも、防御率はプロ入り後自己ワーストとなる4.64で、1勝6敗と大きく負けが先行する苦しいシーズンとなった。2019年は、新体制となる巨人で、チームに貢献できるか。

藤浪晋太郎(阪神タイガース)


・2015(最多奪三振)
28試合199回、14勝7敗、221奪三振、防御率2.40
 
2018年成績
13試合71回、5勝3敗、70奪三振、防御率5.32
 
 高卒1年目から3年連続2桁勝利を挙げるなど、華々しい成績でプロのキャリアをスタートさせた藤浪。だが、2015年のタイトル獲得以降は成績を落とし、昨季も自己最低となる防御率5.32に沈んだ。一方で、9月30日の中日ドラゴンズ戦で、2年ぶりとなる完封勝利を挙げるなど、明るい材料も多いことは確かだ。金本知憲監督体制の3年間では結果を残せなかったが、新体制となる2019年シーズンに期待がかかる。

岩隈久志(読売ジャイアンツ)


・2004年(最多勝、最高勝率)
21試合158回2/3、15勝2敗、123奪三振、防御率3.01
・2008年(最多勝、最高勝率、最優秀防御率)
28試合201回2/3、21勝4敗、159奪三振、防御率1.87
 
2018年成績
メジャーでの登板なし
 
 米大リーグのシアトル・マリナーズから、NPB電撃復帰が決まった岩隈。昨季は右肩の故障で、メジャーでの出場はなかった。だが、2016年には16勝を挙げたメジャーリーガーであることは言うに及ばない。万全の状態で開幕に臨むことができれば、ローテーションの一角を十分に担えるはずだ。

(更新日:2019年1月11日)

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