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コンセントを抜くと節電になる家電とは?

日刊ホントの話

 うまく節電できれば、世の中にとっても自分のお財布にとってもいい効果が訪れます。このことから照明をLEDに替える、省エネ家電に買い替えるといったことに関しては、さまざまな優遇措置があります。

加えていますぐにできる対策としては「待機電力」が大きい家電のコンセントを抜く、という方法もあります。ではどういった家電のコンセントを抜くと効果的なのでしょうか。

●待機電力が多い家電とは

 そもそも、コンセントを挿しっぱなしで発生する「待機電力」とは、一体どのようなものなのでしょうか。例えばテレビやテレビのレコーダーなどは、リモコンの電波に反応してすぐに起動できるよう待機中も電力を消費しています。エアコンも待機電力を消費します。つまり、リモコンによって稼働する家電は比較的、待機電力を消費している可能性があります。

 では実際に待機電力の消耗が大きい家電とはどのようなものなのでしょうか。電力会社のサイトには、資源エネルギー庁の資料を基にした「待機電力を多く消費する機器・家電の上位5位」が掲載されています。実際のランキングは以下の通りです。

1位、ガス温水器(19%)
2位、テレビ(10%)
3位、冷暖房兼用エアコン(8%)
4位、電話機(8%)
5位、BD・HDD・DVDレコーダー(6%)

 ここでのパーセンテージは、全待機電力を100%とした場合に占める各機器の比率です。この中で、使わないときにコンセントを抜いても大きな問題がない家電は「テレビ」や「冷暖房兼用エアコン」、「BD・HDD・DVDレコーダー」です。

 ただし「BD・HDD・DVDレコーダー」で録画予約をしていた場合、コンセントを抜いてしまうともちろん機能しなくなります。ということで、基本的には省エネモードにしておくといいようです。省エネモードだと立ち上がりは通常よりも遅くなりますが、大きな問題はないのではないでしょうか。

 テレビのコンセントに関しては、いちいち抜き差しするのが面倒という人もいるでしょう。そういった場合、電源をオンオフできるボタン付きの延長コードを使うのも一手です。冷暖房エアコンは季節によっては全く使わない時もあります。こういった時期には電源を抜いたほうが節電になると考えられます。

●コンセントは抜かない方がいい家電

 ただし、待機電力1位の「ガス温水器」に関しては、冬場にコンセントを抜いてしまうと「凍結予防機能」が働かなくなり、破損するリスクがあります。「ガス温水器」の待機電力は、基本的には必要な電力と考えたほうがいいでしょう。加えて「ガス温水器」のコンセントは基本的には建物の外にある場合が多く、抜き差しするのは現実的ではありません。

 他にも普段コンセントに差しっぱなしにしている家電はあります。例えば、電子レンジや炊飯器といったものなど。ただし、これらは省エネ性能が向上したことで待機電力はかなり低く抑えられています。差しっぱなしでも大きな問題はないようです。また冷蔵庫のコンセントは抜くと機能しないので、抜くことはできません。またWi-Fiルーターも常時さしっぱなし、つけっぱなしが一般的です。電源の抜き差しを行うと、ものによっては設定が消えたり変わったりする場合もあります。

 最近のWi-Fiルーターは節電機能(省電力機能・エコモード)がついているものも多いです。また、スマホやスマート家電などの通信デバイスは、夜間にアップデートを行うように設定されている場合もあります。このときに通信できないとセキュリティアップデートが滞ったりして、問題が生じるリスクが生じるかもしれません。Wi-Fiルーターは基本的にコンセントから抜かない方がいいでしょう。

<参考>
待機電力も節約できるの?待機電力の電気代は?塵も積もれば山となる待機電力の節約方法|東京電力パワーグリッド
https://pgservice1.tepco.co.jp/2020/09/04/standby-power/
コンセントを抜くと節電効果はある?待機電力の削減や節電に役立つ4つのコツを紹介|関西電力グループ
https://media.kepco.co.jp/study/17584190
外出中や就寝中は、Wi-Fiルータの電源をオフにした方が節約になる?|INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/wifi_qanda2/1526983.html

 
   

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