19年1月期“冬ドラマ”期待度1位は『家売るオンナ』続編 2位は菅田将暉主演の学園ミステリーで日テレが1、2位独占

19年1月期“冬ドラマ”期待度1位は『家売るオンナ』続編 2位は菅田将暉主演の学園ミステリーで日テレが1、2位独占
 いよいよ2019年が幕を開けた。週明けには仕事や学校がスタートする人が多く、お正月気分から一変、世間が慌ただしさを増していくなか、テレビ界では、これからスタートする“冬ドラマ”に早くも注目が集まっている。昨年は『アンナチュラル』(TBS系)や『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に『義母と娘のブルース』(TBS系)、『今日から俺は!!』など、ドラマがエンタテインメントシーンを大いに盛り上げてくれた1年だった。ドラマ界に追い風が吹くなか、2019年“冬ドラマ”の注目作から、視聴者の期待値が高かったドラマを紹介する。オリコンの週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が、19年1月期の主要ドラマを対象に期待度調査を実施した結果、「1月期ドラマ期待度ランキング」(プライム枠)1位には、16年7月期に連ドラ、17年5月にスペシャルドラマとして放送され好評を博した、北川景子主演作の続編【水曜ドラマ『家売るオンナの逆襲』】(日本テレビ系/1月9日より毎週水曜22:00)が選ばれた。どんなところに視聴者の期待が集まったのか、さっそく解説していこう。


◆「Go!」などの決めセリフもお馴染み 愛されキャラとなった北川景子演じる三軒家万智

 同調査は18年12月14日~20日の期間、ドラマに興味関心のある全国の10代~50代の男女、計1364名を対象に実施したもの(※NHK、民放各社で放送される主要ドラマが対象/12月13日時点で未発表の作品、大河ドラマ『いだてん』は除く)。各作品「視聴」、「主演」、「主演以外のキャスト」、「内容」の4項目についての期待度を数値化し、1~20までのポイントに分類(1項目20Pt満点×4項目=80Pt満点)。その合計ポイントから順位付けし「期待度ランキング」として発表した。

【家売るオンナ】は、80Pt満点中77Ptという高得点を獲得しての首位となった。本作はテーコー不動産新宿営業所の天才営業ウーマンの三軒家万智(北川)が、顧客たちの抱える問題をずばり見抜き、ニーズに合った家をあの手この手で華麗に売りさばいていく痛快ストーリー。主演の北川は、クールでありながらも破天荒かつコミカルな万智を好演し、新境地を開拓。16年7月期の主要ドラマを対象とした『第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』では本作が「作品賞」に選ばれるなど、彼女の代表作の1つとして定着している。

 連ドラに続くスペシャル版では、会社を去った万智が仲村トオル演じる屋代課長と共に海沿いの町で不動産店を営む様子が描かれたが、続編では再びテーコー不動産の新宿営業所にカムバック。視聴者からは、「三軒家さんの鋭い眼力とパワフルな営業トークがまた聞けるのかと思うと楽しみ!」(40代女性/神奈川)というコメントが目立ったほか、スペシャル版の最後で結婚した万智と屋代課長の新婚生活がどのように描かれるのか?万智の“ライバル”として加わる新たな登場人物・留守堂謙治(松田翔太)が物語にどのように絡んでくるのか? 高い関心を集めている。なお、脚本は前作に続き大石静氏が担当。大石氏は前クールの話題作『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)に続くオリジナル作品となる。

◆日テレ22時30分枠は「今日俺」に続き学園ドラマ 新スターの登場にも期待

 続く2位は、菅田将暉が主演を務める【『3年A組―今から皆さんは、人質です―』】(日本テレビ系/1月6日より毎週日曜22:30)で63Ptを獲得した。本作は高校卒業まで残りわずかとなったある日、主人公の教師・柊一颯(菅田)が担任生徒29人を人質にとり“最後の授業”をスタートさせる、謎と事件が絡み合う衝撃の学園ミステリー。映画『クローズZERO』シリーズなどで知られる武藤将吾氏脚本のオリジナル作品となっている。今作で初の教師役に挑む菅田に、視聴者からは「新たな一面が見られそう」(30代男性/千葉)、「先生役は菅田さんがずっとやりたいと言っていた役なので楽しみ」(40代女性/神奈川)との期待の声が。生徒役には朝ドラ後初の連ドラ出演となる永野芽郁を筆頭に、上白石萌歌、神尾楓珠、今田美桜、望月望など、若手の注目株が名を連ねており、本作をフックにどの俳優が注目を集めていくのかという部分も気になるところだ。

 昨年行ったドラマ期待度調査(1月期、4月期、7月期、10月期)では、近年ドラマが好調なTBS、テレビ朝日の勢いに押され、日本テレビの作品がプライム枠TOP3入りを果たすことは一度もなかった。しかし、日本テレビはコンスタントに良質なオリジナル作品を手がけてきたほか、前期は野木亜紀子脚本の『獣になれない私たち』や福田雄一脚本・監督の『今日から俺は!!』が幅広い層から注目を集めたこともあって、今期は日本テレビの作品が1位・2位を独占。前期ドラマの満足度の高さが、今期の期待感にもつながっていると言えそうだ。

◆『カイジ』に続く共演にも注目 深夜枠1位は藤原竜也主演の『新しい王様』

 3位には【金曜ドラマ『メゾン・ド・ポリス』】(TBS系/1月11日より毎週金曜22:00/61Pt)、4位には【日曜劇場『グッドワイフ』】(TBS系/1月13日より日曜21:00/60Pt)と、TBSドラマが続けて登場。『メゾン・ド~』は、新米刑事の主人公(高畑充希)が退職警察官だけが住むシェアハウスを訪れ、ひとクセあるおじさまたちと共に事件を解決していく異色の刑事ドラマ。ここ最近、箱入り娘(『過保護のカホコ』)や文芸誌の編集者(『忘却のサチコ』)などさまざまな役をこなす高畑に対し、「役によってどんどん印象が変わっていく女優さんなので今作も楽しみ」(20代女性/愛知)との期待の声が。米人気ドラマを原作とした『グッドワイフ』は、常盤貴子の19年ぶり日曜劇場主演というトピックスに加え、小泉孝太郎、滝藤賢一、吉田鋼太郎、唐沢寿明ら豪華キャストの共演も視聴者の期待感を高めている。

 一方、23時以降の「深夜枠ランキング」は、【TBS×Paraviスペシャルドラマ『新しい王様』】(TBS系/1月8日~11日、1月14日~17日23:56)が45Ptを獲得し1位を獲得。本作は、金やモノへの欲望をストレートに追求するファンド会社の代表(香川照之)と無欲の自由人(藤原竜也)が、テレビ局の買収を競って激突するお金を巡った冒険を描く新感覚ドラマ。TBSと動画配信サービス「Paravi」の共同制作によって全17話で構成され、Season1をTBS(全8話)、Season2をParavi(全9話)で放送・配信する。主演の藤原と香川の共演は、11年の映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』(2011)以来8年ぶり。共に“クセの強い”役柄をに定評のある2人の再共演に、「ただ者ではない話になりそう」(40代女性/大阪)と興味をそそられる視聴者は多い。

 2位は42Ptを獲得した、遠藤憲一主演の【ドラマパラビ『さすらい温泉 遠藤憲一』】(テレビ東京系/1月16日より毎週水曜)25:35)。同作は「遠藤憲一が役者を引退する」という、虚実が入り混じった形で展開する全く新しい密着温泉ドキュメンタリードラマ。中井田健一と名乗り“男仲居”として温泉宿で働く遠藤の周辺で、さまざまな人間ドラマが繰り広げられていく。“深夜ドラマの名手”テレビ東京ならではの遊び心あふれる作品に、視聴者からは「あらすじだけではなんだかよくわからないけど、そこに興味がある」(40代女性/神奈川)、「どんなドラマになるか想像がつかず逆に楽しみ」(50代女性/埼玉)とのコメントが寄せられている。

 3位は同率で、【土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』】(テレビ朝日系/1月19日より毎週土曜23:15)と【ドラマ24『フルーツ宅配便』】(テレビ東京系/1月11日より毎週金曜24:12)がともに36Ptを獲得し、ランクインした。『僕の初恋を~』は青木琴美の同名漫画が原作の純愛ラブストーリーで、09年には岡田将生と井上真央の共演で映画化もされた。ドラマ版は野村周平と桜井日奈子の共演となり、連ドラとしてどのように物語を紡ぐのか注目を集めている。対する『フルーツ~』も漫画実写の作品だが、こちらはひょんなことからデリヘルの店長になった主人公(濱田岳)の目線を通し、風俗嬢たちの悲喜こもごもを描く人生賛歌。ひと筋縄ではいかなさそうな物語もさることながら、映画『孤狼の血』や『凶悪』など、日本ノワールの名手である白石和彌氏が監督を手がけるという点でも、視聴者の関心を集めているようだ。

 このほかにも1月期には、さまざまな角度から描くお仕事ドラマやヒューマンドラマなど、新年のスタートにピッタリな作品が目白押し。また今期は医療モノに代わって、日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)、木曜劇場『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)、『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)と“弁護士ドラマ”が3作並び、さまざまな見方でドラマを楽しむことができそうだ。数ある力作のなかからどの作品が1月期の話題作となるのか? SNSでの盛り上がりを含め、各作品の動向に注目したい。

【調査概要】
■期間:18年12月14日(金)~12月20日(木)
■対象:合計1364名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
■地域:全国47都道府県
■方法:インターネット調査
■機関:オリコン・モニターリサーチ
※NHK、民法各社で放送される主要ドラマが対象/12月13日時点で未発表の作品、大河ドラマ『いだてん』は除く
更新日:2019年1月9日
提供元:TBS for スゴ得

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