要は洗脳により「妻を寝取られ、金もしゃぶりつくされた」あげく、サラ金にも手を出すまでになったと告白したのである。
2013年10月、彼は12年に及ぶ壮絶な洗脳体験を書いた自叙伝「洗脳」(講談社)を出版。その後もテレビ出演などで「今はただ自分のリズムで、ささやかに、清廉に生きていきたいです」と語っていただけに、「女性セブン」が報じたYOSHIKIとの金銭問題を巡るトラブル勃発の記事には驚かされた。
12年の歳月で彼の心身がどう蝕まれたかはわからないが、友人関係を壊滅させ、さらに親子関係まで崩壊させたカルト教団の卑劣な洗脳に、改めて怒りを禁じえないのである。
(山川敦司)
1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。