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BIGMAMA、初の全国Zeppツアーファイナル。「この先もあなたたちと一緒に終わらない青春を」

DI:GA ONLINE

BIGMAMA『SCHOOL WARS TOUR』
2023年11月23日(木・祝) Zepp DiverCity(TOKYO)

「この5人のBIGMAMAの青春は、まだまだ始まったばかり。どうか、この先もあなたたちと一緒に終わらない青春を」

ライブ終盤、「17 (until the day I die)」前のMCで金井政人(Vo/Gt)が放ったこのMCに、現在のバンドの充実ぶりと最新アルバムやツアーに込めた思いが集約されていた。今年10月、実に4年ぶりのアルバムかつ、新メンバーのBucket Banquet Bis(Dr)加入後初となる、オリジナルアルバム『Tokyo Emotional Gakuen』をリリースしたBIGMAMA。金井政人が衝動買いした真っ黄色のスクールバス“バスたん”で、最新アルバムを掲げて全6箇所を回った全国ツアー『SCHOOL WARS TOUR』のファイナル公演が、11月23日(木・祝)東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にて開催された。

青春、学校をテーマに、楽曲を教科とリンクさせたアルバム『Tokyo Emotional Gakuen』のコンセプトに合わせ、黒板アート風のバックドロップ幕が掲げられたZeppのステージ。授業、おっとライブの始まりを告げるSE「Tokyo Emotional」が流れ、青白いバックライトが眩しく光る中、メンバーがステージに登場。ジャカジャーンと音と呼吸を合わせ、勇ましく始まった1曲目はアルバム収録の新曲「ロジカルモンスター」。

新鮮さを感じる楽曲のアプローチや躍動感ある演奏、抑えられない衝動を歌った青春感ある歌詞が期待を煽る、ライブの幕開けにぴったりだったこの曲。Bisのダイナミックなビートと安井英人(Ba)の野太いベースに柿沼広也(Gt)が激しいギターソロをぶちかますと、金井の伸びやかなハイトーンボイスが美しく響き、東出真緒(Vn/Key/Cho)のバイオリンが楽曲にさらなる彩りを添える。新曲ながら、早くもライブ仕様の楽曲に仕上がってるのは、ツアーの成果の表れだろう。

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「the cookie crumbles」、「CPX」と続いてフロアの熱をガッツリ上げると、新曲「RULER」へ。楽曲世界の奥の奥へと惹き込む、間奏の柿沼のギターと東出のバイオリンのアンサンブルは息を飲む美しさ。「『SCHOOL WARS TOUR』ファイナルへようこそ。どうかあなたの一番楽しいと思うスタイルで、最後までお付き合い下さい」と挨拶した金井が弾き語りで、<どうか大人になったその時に 忘れてしまわぬように>と願うように歌い始めた曲は、新曲「Time is like a Jet coaster」。

メロディアスで疾走感あるこの曲で揉みくちゃになったフロアに、間髪入れずに「POPCORN STAR」を投下すると、「I Don’t Need a Time Machine」、「Merry-Go-Round」と畳み込み、「走れエロス」ではコール&レスポンスで大合唱を起こす。過去楽曲の巧みな組み合わせや盛り上げ方で観客の心を揺さぶる術は、今春に行った『COMPLETE TOUR』の成果だろうか。

金井の鍵盤の弾き語りで静かに切なく始まり、柿沼の温かみあるアコギサウンドに乗せた優しい歌声を聴かせた、新曲「悩みの種に花が咲いたら」で会場の空気を変えると、続けて新曲「History Maker」を披露。エレキギターに持ち替えた柿沼がボーカルを取り、堂々とした歌声を聴かせたこの曲では、東出が曲中にバイオリンを置き、鍵盤を弾き始める展開もあり、その器用さと多才さで驚かせる。

さらに驚かせたのは、柿沼のギターリフで始まったJimmy Eat World「Futures」のカバー。00年代の“EMO”にフォーカスを当てた最新アルバムの制作時、当時好きだった曲を聴きまくってたという金井。自身の音楽的ルーツを改めて辿ることで、あの頃の熱い気持ちを思い出したのだろう。Yellowcard「Ocean Avenue」と青春を彩った楽曲のカバーが続き、熱の入った歌と演奏で魅せるその表情は「青春真っ只中!」といった感じで、羨ましいほどキラキラしていた。

続いて、エッジィなサウンドに金井と柿沼の息の合ったツインボーカルで聴かせた新曲「Nowhere Now here」を披露すると、ライブは後半戦へ。「セントライト」、「Paper-craft」、「かくれんぼ」とライブ定番曲が続いてクライマックスへの流れを生むと、「一人ひとりの特別なあなたへ」と金井が告げて、たっぷり気持ちを込めた歌と演奏で「SPECIALS」を届ける。思いを受け取った観客から大きな拍手が起きて楽曲の余韻が残る中、ゆっくり丁寧な歌と演奏で始まった曲は新曲「5W1H」。甘く切ない歌声で愛を歌う金井と言葉にならない感情を表現するサウンドが、ギュッと胸を締め付ける。

そして、ライブはクライマックスへ突入。スリリングで壮大なSEで始まった曲は、もはやライブ定番曲となっている「虎視眈々と」。力強い歌声とダイナミックな演奏でフロアを沸かすと、「荒狂曲“シンセカイ”」で最高潮の盛り上がりを生む。フロアの熱狂冷めやらぬ中、柿沼の奏でる学校のチャイム風のギターに乗せて、「今日という日にZepp Divercity『SCHOOL WARS』ツアーを選んで、足を運んでくれて本当にありがとうございます」と観客への感謝を述べた金井。レポの冒頭に上げた、「この5人のBIGMAMAの青春はまだまだ始まったばかりなので、どうかこの先もあなたたちと一緒に終わらない青春を」というMCから、「17 (until the day I die)」が始まる。結成20年を超えた現在、<駆け巡った季節のことを 僕らは呼ぼう 青春と>と、堂々と青春を鳴らせるBIGMAMAが本当にカッコ良く、眩しく映った。

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