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ウクライナ軍で戦う元世界13位がロシアのエキジビに出場した選手を猛批判「ブラックマネーを得るだけだ!」<SMASH>

THE DIGEST

ウクライナ軍で戦う元世界13位がロシアのエキジビに出場した選手を猛批判「ブラックマネーを得るだけだ!」<SMASH>(C)THE DIGEST
 祖国ウクライナを守るべく、現在も軍の最前線で戦い続ける男子テニス元世界13位のアレクサンダー・ドルゴポロフ氏(35歳)。一昨年5月に正式に引退した彼は、昨年ロシアの侵攻が始まるとウクライナの防衛軍に登録し、約1年半以上にわたりSNSを通じて母国の惨状を発信し続けてきた。

「僕らは母国防衛のために1日15時間働き、エナジードリンクを飲んで何とか活力を見出そうとするゾンビのようなもの」。このほどドルゴポロフ氏はイギリスのニュースメディア『daily mail』のインタビューに答え、自身が直面している戦争の現実をそう表現した。また戦場ではいかにしてロシア軍の爆撃から逃れるか、常に命懸けの戦いを強いられているとも語った。

「発射物が着弾するとそれが身体を通り抜けているように感じる。自分の元に飛んでくるまで約20秒あり、音が聞こえ、それから着弾するのを待つんだ。隠れるのが下手な人がいて、気付かれるとロシア軍は発砲し始めるが、それは最悪の事態だ。ただ防空壕に留まり、何も落ちないことを祈るしかない」

 さらにドルゴポロフ氏は残酷な戦争により「素晴らしい人たち」を失ってしまったとも告白。「2週間前にウクライナ支援のために銀行への融資を求めてくれた25歳のグルジア人」を亡くしたばかりだと明かした同氏は、以前のような平和な日常が戻らない現状に、精神的にも追い詰められてきていると苦悩を吐露した。

「時間が経つほど、自分の身の回りで亡くなる人を見る機会が増えていく。僕は以前ほど幸せではなく、よりストレスの多い生活を送っている。戦争の代償を払うのは、精神的に疲れる」
  一筋の光すら見えてこない状況にもかかわらず、最近のテニス界は侵攻国出身選手に対する制裁を緩和しており、今年7月のウインブルドンでは、前年にロシア・ベラルーシ人選手に課した出場禁止措置を解除。また先週にはロシア・サンクトペテルブルクでエキジビションマッチが開催された。

 侵攻国を厳しく追及しないテニス界の甘い姿勢に、ドルゴポロフ氏は憤りを隠せない。とりわけそのエキジビションにアドリアン・マナリノ(フランス)やロベルト・バウティスタアグート(スペイン)ら同時代を過ごしたベテラン選手が参加したことは非常にショックだったようだ。

「(自分はテニス選手だったのに)何だか全く違う人生を送っているように感じる。特にヨーロッパの出場選手たちは恥ずべきことであり、私には彼らが何を考えているのかわからない。彼らはただブラックマネーを得るだけだ。ロシア人は毎日、核攻撃やエネルギー恐喝でヨーロッパを脅しているのに、彼らはそこに行って金を稼ぐことを選択している。約15年ツアーでプレーしているマナリノやバウティスタはお金には困っていないはず。情けないことだ」

 ウクライナに配慮しないテニス界には怒りを通り越して呆れている様子も窺えるドルゴポロフ氏。命だけは最後まで無事であってほしいが、もはやそう言うのも憚られるほどである。

文●中村光佑

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