top_line

気持ちいい!サクサク進む爽快パズルゲーム
「ガーデンテイルズ」はここからプレイ!

朝ドラ『ブギウギ』草彅剛が表現した羽鳥の静かな怒り 六郎のための楽曲「大空の弟」

Real Sound

「六郎君の歌だ。これなら歌えるんじゃないか?」

 羽鳥はスズ子に微笑みかけていた。物語冒頭でも、スズ子の心に寄り添い、彼女の複雑な胸中を理解しているようだった羽鳥は、スズ子を苦しめるものが歌そのものではないことを知っている。音楽に向き合う者たちの感性を大事にしている羽鳥は、今のスズ子の心情だからこそ歌える音楽を作り上げることで、スズ子を励ましている。りつ子ならではの言い回しがスズ子を鼓舞するように、心の底から音楽を楽しみ、愛する羽鳥だからこそできる激励だ。

 羽鳥の思いはスズ子に届いている。旋律に耳を傾けるスズ子の表情は、これまでのように自身の悲しみや苦しみを無理に押し殺すものではない。複雑な顔つきには、スズ子が六郎との楽しかった思い出にも、死という現実にも向き合うさまがうかがえた。スズ子は「ええ歌ですね」と呟く。六郎を思う歌が、スズ子を少しずつ前へと歩ませることだろう。
(文=片山香帆)

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(テレビ)

ジャンル