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「早生まれ」は偏差値・年収が低くなる? 「大人になれば関係ない」は間違い 大規模調査から見えてきた「正しい傾向と対策」東大教授「焦って塾に入れるのは悪手」

ABEMA TIMES

 同じ学年でも最大で1年近くの成長の開きが出る「早生まれ」は学力や運動能力で差が出てしまうとされている。果たして早生まれは本当に不利なのか? 大規模データを分析した専門家に聞いた。

【映像】なぜ、早生まれの年収は低くなる?

 埼玉県内の小学4年生から中学3年生のおよそ100万人の子どもに対して、生まれた月による学力などの成長格差について調査を行った東京大学 経済学部 山口慎太郎教授は「『遅生まれの子ほど、月齢が長いほど点数が高くなる』というはっきりとした結果が出た」と分析結果を述べた。

 さらに、1月1日から4月1日までに生まれた早生まれの子どもとそれ以外の期間に生まれた子どもとでは「小学校4年の算数の学力の偏差値で最大で3.5」「入学した高校の偏差値を比べると4.5」の差があることが明らかに。

 学力だけではない。山口教授によると「学力以外」でも「自分は頑張れば目標を達成できる」と信じられる自己効力感やセルフコントロールなどといった非認知能力においても早生まれの子の方が低い数値傾向が見られたという。

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 なぜ、学力とその他の項目で“差”が生じるのか? 背景には「学校外」の活動があるという。

 意外なことに、早生まれの子の方が塾などでの学習時間が長く、不利を跳ね返すために親が教育投資を行う傾向があるという。しかしその結果、遊ぶ時間や体を動かす時間、音楽などの習い事の時間が短くなり、リーダーシップやコミュニケーション能力の成長に差が生じ、それが将来学力やその他の能力などにも影響を及ぼしている可能性があると山口教授は分析する。

 「『年齢が上がるつれて、1年分の差の効力が薄くなるから大した問題ではない』とは言えない。小学生時代時に成績や非認知能力の高さによって“役割”が決まり、それが固定化されてしまい、最終的に大人になったときの所得にもつながってしまう可能性があると我々は見ている」

 生まれた月に配慮した入試制度など、子どもの発達段階に合わせた対応が必要だと話す山口教授。親や教師も、それぞれの特性を理解した上で子どもと接してほしいと訴える。

 「早生まれの子どもが本質的な意味で能力が低いというような話ではない。単に体・脳・心の成長が遅生まれの子と比べて遅れがちであるだけだ。一番気をつけていただきたいのは、焦って勉強に駆り立てたり、本人が嫌がっているのに無理やり塾に入れたりしてはいけない。長期的な目で、最終的に立派な大人に成長することを目標にしてほしい」
(『ABEMAヒルズ』より)


 

 
   

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