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ディズニー100周年記念作『ウィッシュ』と巨匠の新作『ナポレオン』を、『ハンガー・ゲーム0』が迎え撃つ!感謝祭の北米興収を分析

MOVIE WALKER PRESS

年末興行の幕開けを告げる感謝祭の連休となった先週末(11月24日から26日)の北米興収ランキング。金土日の3日間の総興収は1億1600万ドルで、感謝祭の前日(11月22日)と当日(11月23日)も含めた5日間では1億7319万ドルと、過去3年と比較すれば持ち直しつつあるものの、それでもコロナ禍前の例年と比較すれば3分の2程度の興収にとどまっている。もっともこれは、そのタイミングで公開される作品に左右されるものではあるが。

そもそも感謝祭シーズンはファミリー向け映画が強いということもあり、2010年代後半以降は主にディズニー作品が活躍する場として定着してきた。感謝祭前日の水曜日に公開されるのが通例であり、2016年から2019年にかけては『モアナと伝説の海』(16)、『リメンバー・ミー』(17)、『シュガー・ラッシュ:オンライン』(18)、そして感謝祭週が公開2週目となった『アナと雪の女王2』(19)と、いずれも感謝祭週末を堂々リードするパフォーマンスを見せてきた。

コロナ禍のさなかであった2021年にも『ミラベルと魔法だらけの家』(21)が公開5日間で興収4056万ドルと、『シュガー・ラッシュ:オンライン』の半分ほどの興収ながらも貫禄を示すことができたが、昨年は『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』が5日間で興収1885万ドルとさらに半分ほどの興収に。とはいえ昨年の場合は相手が同じディズニー配給の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(21)だったので、ちょっと例外と言えるかもしれない。

そして2023年の感謝祭シーズンに公開されたディズニー作品は、ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年を記念して制作された『ウィッシュ』(12月15日日本公開)。ディズニー作品の集大成ともいえる期待作だったわけだが、週末3日間の興収はわずかに1969万ドル。初日から5日間の興収は3160万ドルで、よもやの3位スタートとなる結果に。

批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価の割合は49%と低水準。批評面の伸び悩みを抜きにしても、やはりコロナ禍に劇場公開から配信へシフトするまでの期間が早くなった後遺症がまだ残っていることは容易に推察できる。とはいえ、夏に公開された『マイ・エレメント』(23)は、劇場公開期間を伸ばしたことで(北米公開から2か月後に配信がスタートした)、初動の鈍さを覆すことに成功。今回の『ウィッシュ』もそれに続くことができるのだろうか。

一方そんな感謝祭週末を制したのは、前週に引き続き『ハンガー・ゲーム0』(12月22日日本公開)。実はこのシリーズも第2作以降が3年連続で感謝祭の前週に公開され、いずれも感謝祭週末にV2を飾ってきた流れがある。それは8年ぶりのシリーズ最新作でも継承されることとなり、しかも第2作〜第4作の時は2週目の興収が初動から半分近く急降下していたが、今作では前週比65.1%と上々の数字をキープ。初動で爆発的な成績を出さなかった分、息の長い興行に期待が持てる2週目の推移といえよう。

そして2位に初登場を果たしたのは、リドリー・スコット監督とホアキン・フェニックスがタッグを組んだ歴史大作『ナポレオン』(日本公開中)。週末3日間で2063万ドル、初日から5日間で3275万ドルという興収は、2021年の感謝祭週末に公開されたスコット監督の前作『ハウス・オブ・グッチ』(21)を上回るもの。158分の長尺と硬派な歴史劇であることを踏まえれば大成功と言える成績だが、賞レースに乗るには少々批評家からの評価が伸び悩んでいるのが気がかりなところだ。

文/久保田 和馬
 
   

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