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『セクシー田中さん』“いい人”ではないからこそ魅力的な男性陣 『ザワ』コンビの再会も

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『セクシー田中さん』©︎芦原妃名子/小学館/NTV

 『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の楽しみと言えば、昼は地味OLながらも、プライベートではベリーダンスをしている田中さん(木南晴夏)の踊る姿を同僚の朱里(生見愛瑠)が見て、田中さんに憧れるようになり、徐々に自分自身も変化していく様子だと思っていた。だが、後半にきて笙野(毎熊克哉)や小西(前田公輝)、進吾(川村壱馬)や三好(安田顕)という男性キャラクターたちの動きも見逃せなくなってきた。

参考:『HiGH&LOW THE WORST』の“裏主人公”=轟洋介 人望なき男が仲間を手に入れるまで

 特に第7話の終盤では、朱里を巡って恋のライバルともいえる小西と進吾が鉢合わせたところで終わったため、『HiGH&LOW THE WORST』シリーズを観ているものならば、鬼邪高校の轟洋介(前田公輝)と花岡楓士雄(川村壱馬)の再会を思い浮かべたことだろう。ここでは、同じ学校の学生ではなく、社会人同士としてだが。

 そもそも、小西にしても進吾にしても、この作品に登場する男性キャラクターは、それぞれ決して“いい人間”というわけではない。

 田中さんが密かに憧れている、レストラン「Sabalan」のマスター・三好は、既婚者ながら、すべての女性たちを愛するチャラい人ったらしで、商社に務める笙野は女性に対して過度な理想を抱いており、田中さんがベリーダンスを踊っていることに対しても、当初は「あんたいくつだよ、おばさんが、なんつう格好してるんですが痛々しい」「よくそんな格好して人前で踊れますね」と偏見の言葉を向けていた。

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 笙野の同僚の小西もチャラく、合コンで朱里と出会った後、朱里とその友人の二人に連絡を取って二股をかけようとしていた。朱里と大学で知り合った腐れ縁の進吾は、朱里と一度だけ関係を持ったが、その後は朱里の気持ちを知りながら、突然、夜中に朱里の家を訪れ、何もせずに泊まっていくということを繰り返してきた。そのことで朱里の気持ちはずっと揺れていた。

 しかし、彼らは田中さんや朱里と出会うことで、少しずつ変わっていったり、またそれぞれの良い面が見えたりしてくる。

 特に変わっていったのが、やはり笙野だろう。かつては、結婚したら女性が家事をするものと思っているような人間であったが、田中さんに、「そんなに家事ができるんだったら、家庭的な奥様じゃなくてもいいんじゃないでしょうか」「料理は笙野さんが作ればいいと思います」と言われ、自分の思い込んでいた普通とはなんなのだろうと考えるきっかけになるのである。

 それどころか、田中さんはおばさんだ、恋愛対象ではないと頭で思い込みながらも、どんどん田中さんのことが気になっていき、小西や朱里たちと田中さんのベリーダンスのショーを観るため郊外まで遠征し、田中さんの実家を訪れたり、田中さんと一緒にショーに出たいという一心から、ダラブッカという打楽器を習得しようとする。その健気さに笙野自身は気付いていないというのが面白いし、彼の素朴な魅力が伝わってくる。

 小西は、手練れで女性の気持ちを汲み取って行動することができるが、そのことで朱里を不安にさせたり、躊躇させることもある。一方で小西は、朱里の率直で、憤りをストレートに出すところを、面白いと感じていたりもする。朱里のことを良い意味でよく見ていて、彼女の気持ちを汲んで行動することもできる。現時点ではまだ、「この人に本当の誠実さはあるのだろうか?」と不安に思わせるような部分も残っていて、それが余計に小西を気になるキャラクターたらしめているとも言えるだろう。

 進吾もつかみどころがない性質で、朱里とつかず離れずの関係性でいることで彼女を不安定にさせてきたが、それでも、朱里の友人が合コンで性被害に遭いそうになったときには、バイトを抜け出してまでかけつける正義感もあり、「今度から、ほかの男と飲むときは、俺のバイト先で飲め、2秒で行けるから」と言うようなまっとうさも持っている。彼のまっとうさが、朱里の家に泊まりながらも、友達として二度と手を出さないということにつながっているのではないかとも思えるのである。

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