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ももいろクローバーZが結成15周年イヤーで遂げた進化とは一体何だったのか? 2023年を総括

Real Sound

『代々木無限大記念日 ももいろクローバーZ 15th Anniversary』

 ももいろクローバーZにとって2023年は、結成15周年という記念イヤーにふさわしい充実した1年だったのではないだろうか。

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 まず大きなトピックスは、大型音楽フェス『SUMMER SONIC 2023』(以下、『サマソニ』)へ約10年ぶりに出演を果たしたこと。同フェスのオフィシャルYouTubeチャンネルのインタビューで、高城れには「久々なのでアウェイだったらどうしようと思っていたんですけど、はじめましての方も振付をしたり盛り上がってくれたので、よかったなって思いました」と安堵の表情を浮かべながら、ライブの感想を口にした。

■約10年ぶり『サマソニ』出演、布袋寅泰提供曲が投げかけた意味

 ももクロが『サマソニ』へ初降臨したのは2012年。「漫画『BECK』の再現」と称される伝説的なライブを繰り広げ、さらに翌年も同フェスでパフォーマンスを行った。ただ、もちろんその当時と現在とではいろいろなことが違っている。当時のももクロには「何が起きるかわからない」というスリリングさがあり、予定調和ではいかない面白さを放っていた。しかし今回は、現在期間限定でアップされているライブ動画「MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰」を鑑賞してもわかるように、まるでワンマンライブのワンシーンを観ているかのような会場の大声援、そして何よりグループとしての安定感がある。サマソニ初出演から約10年、そして結成15年で彼女たちがいかに成熟したかを同映像から感じることができた。フェスのトップバッターという大役を、“NIPPON”のアーティストの代表として堂々とつとめあげた。

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 ちなみに「MONONOFU NIPPON」は、2023年のももクロを語るうえで欠かせない楽曲だ。ロックスター・布袋寅泰と、2012年リリースのシングル表題曲「サラバ、愛しき悲しみたちよ」以来のコラボレーションが実現したのだ。

 「サラバ、愛しき悲しみたちよ」は、〈振り返るな 我らの世界はまだ始まったばかりだ〉とこれからグループのストーリーが始まっていくことを印象づけたものだった。とにかくがむしゃらに前へ進んでいくことの大事さを訴えているようだった。一方、今年リリースされた「MONONOFU NIPPON」では、〈ジャパンの底力 舐めないで〉と歌っており、現在のももクロの立場とメンタリティの変化が歌詞から受け取れた。ももクロはその歌詞の通り、間違いなく日本のアイドルシーンを牽引するトップグループになった。ただ、それでも〈何年経っても 丸くならぬ 我が野心/安寧の居場所を/守る?増やす?/そりゃ自明!/「お覚悟」〉とチャレンジャーとしての精神性は健在であることを強くアピールした。さらに「行くぜっ!怪盗少女」(2010年)でも歌っていたスローガン的なワードを、「MONONOFU NIPPON」でも〈笑顔と 歌声で 世界を照らせ!〉と投げかけた。結成15周年でグループとしてのランクは上がっている。だが根幹にあるものは、まったくブレていないのだ。

■日本の地域経済も後押しした『春の一大事』、玉井詩織のソロ企画

 ライブといえば、4月に開かれた恒例イベント『ももクロ春の一大事2023 in 福山市』も話題となった。地方自治体と組むなど日本各地で毎年開催されている同イベント。今回は広島県福山市にて行われたが、6月6日付の朝日新聞の記事では“「ももクロ」コンサート、経済効果7億円 広島県福山市”と題され、「約2万8千人が会場を訪れ、約7億円の経済効果があったと、市が算出した」「会場には、地元の飲食ブースや、ももクロと地元業者が連携した関連グッズの販売ブースなどが出店。調査では、福山城や鞆の浦など周辺の観光地へ足を延ばした来場者もいたという」と報じられた(※1)。

 また6月2日付の中国新聞でも、市経済総務課の山本正彦課長が「波及効果は当初の見込みの約2倍。福山の魅力の発信を含め当初の目的を達成できた」とコメントを発表(※2)。結成当初からモノノフ(ももいろクローバーZのファン)、そして日本を元気にし続けてきたももクロが、キャリアを重ねるごとに勢いを増して、日本の地方経済の一部を支えるまでになったのはグループとして大きな意味を持つのではないだろうか。

 メンバーの個人活動では、なんといっても玉井詩織が特に目立っていた。2023年はももクロにとって節目の一年であり、玉井詩織イヤーでもあったのだ。

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