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『うちの弁護士は手がかかる』パロディが大きな要素に “くらあん”コンビには新たな展開が

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『うちの弁護士は手がかかる』©︎フジテレビ

 『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)の物語も第8話という佳境に入り、蔵前(ムロツヨシ)と杏(平手友梨奈)の“くらあん”コンビに新たな展開が訪れている。

参考:村川絵梨が語る『うち弁』撮影現場でのいい化学反応 平手友梨奈との共演シーン秘話も

 蔵前と杏の掛け合いや香澄法律事務所の面々のワチャワチャ、天野法律事務所との敵対関係など、本作の魅力は多く存在しているが、放送開始からいつの間にか『うち弁』を彩る大事な一色となっているのが、フジテレビを筆頭とするドラマやバラエティのパロディ。これは元々、蔵前がドラマ、ひいてはテレビが大好きというムロツヨシ発案の設定を生かした演出であるが、第8話では『逃走中』(フジテレビ系)との公式コラボが実現するほどまでに本作における大きな要素となってきている(山崎(松尾諭)が『逃走中』に出演し、巨大倉庫を舞台にハンターから逃げるという内容)。

 さらに浅野ゆう子を佐野温子役としてゲストに迎えての「ダブル浅野」という嘘みたいなセリフを蔵前に連呼させる第8話はその“悪ふざけ”(いい意味で)が思わぬ方向に転じた象徴的回である(1988年放送の浅野温子と浅野ゆう子のダブル主演ドラマ『抱きしめたい!』(フジテレビ系)のパロディ)。

 『キングオブコント2023』(TBS系)で優勝したお笑いコンビ・サルゴリラの決勝ネタ「~という魚」をセリフに織り交ぜたり、『VIVANT』 (TBS系)や『24時間テレビ』(日本テレビ系)が登場したりと、特に第4話あたりから、他局の色が濃くなってきているが、第8話では蔵前と辻井(村川絵梨)の「御意」、辻井の「私、失敗できないので」といった『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)から、蔵前の「科捜研の、沢口さんたち」という『科捜研の女』(テレビ朝日系)まで、テレビ朝日の代表作のオンパレードとなった。ちなみに、山崎が口にする『翔んで埼玉』はフジテレビであり、直接は描写されていないが「遺産相続争い」「血は水よりも濃し」といったキーワードからは、これもフジテレビの映画『ミステリと言う勿れ』が連想されもする。

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 さて、冒頭で触れた“くらあん”コンビだが、杏が告げる「私は、あなたがいなくても大丈夫ですから」という一言によって、蔵前は香澄法律事務所を去ることになってしまう。これは、蔵前とカオリ(安達祐実)の「梨乃さん、蔵前に戻ってきてほしいみたいだったから」という会話を杏が盗み聞きしてしまったことから、良かれと思い行動に移した結果だ。姉であるさくら(江口のりこ)を前にした時など、杏は時折遠くを見つめる表情を浮かべるが、その深い孤独や憂いのような心情を感じさせる演技は、これまで平手友梨奈があまり見せてこなかった芝居のように思える。

 第8話のテーマの一つである「血縁」は、杏とさくらを彷彿とさせる関係性でもある。「血の繋がりなんて意味ないです。血が繋がっていなくても、分かってくれる人はいます」と杏は学生時代に法律を教えてくれた先生の椿原(野間口徹)の存在を蔵前に話すが、その“分かってくれる人”が蔵前であることに杏が気づくのはまだ先の話なのかもしれない。

(文=渡辺彰浩)

 
   

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