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行きつけのカフェでセリフを覚える理由
「BMW M2 クーペ」に乗って最初に訪れたのは、フレンチカフェ&レストランチェーン「AUX BACCHANALES(オー バカナル)」紀尾井町店。入店すると、小澤は「ホットドックパリジャンもいつも食べるんですけど、とりあえずアイスオレだけお願いします」と、慣れた調子でメニューを注文する。同チェーンは“フランスの大衆食文化を伝える”というコンセプトのもと、1995年に誕生。小澤は20代の頃、2003年に閉店した原宿の1号店に足しげく通っていたという。現在は紀尾井町店がお気に入りとのことだが、どんな使い方をしているのだろうか?小澤:最近、紀尾井町AUX BACCHANALESで勉強したのは、今公開している、佐藤浩市さんと横浜流星さん主演の映画「春に散る」の台本です。もっと前だと、2002年に放送されたNHK連続テレビ小説「さくら」。当時はここ紀尾井町店ではなく、原宿にあった1号店で、同作の台本を勉強した思い出があります。あの頃、原宿のAUX BACCHANALESはすごく勢いがあって、多彩なジャンルの人が集う“大人のサロン”のような雰囲気でした。自分は20代の若造だったのですが、お店に行くと大人の仲間入りができたような空気があったことを覚えています。
Lewis Leathersでターコイズブルーの革ジャンを特注
BMW M2 クーペを少し走らせた先に、次の目的地である「Lewis Leathers Tokyo」があった。ここは、1892年にロンドンで創業された英国最古のモーターサイクルウェアメーカー「Lewis Leathers」の東京店。小澤は、数年前にビンテージの革ジャンを探していた際に、この店舗に辿り着いたという。ジェームズ・ディーンモデルのメガネをGetしたお店とは?
Lewis Leathersから歩いて50歩ほどのところには、2019年6月にオープンした「DIGNA HOUSE」がある。同店舗は大手眼鏡チェーン「パリミキ」のハウスブランド「DIGNA Classic」をメインに取り扱う店舗型ショールームだ。DIGNA Classicは、過去のスターが愛したメガネや名匠が残したヴィンテージモデルを、現在の新素材と最新技術で再現するブランド。小澤がこの日かけていたメガネは、同ブランドから発売された1950年代の伝説的名優ジェームズ・ディーンが当時かけていたモデルを復刻およびアレンジしたもので、「クラシックな雰囲気もありながら、現代に通用する形にクリエイトしていまして。そこに遠近の老眼のレンズを入れていて、普段使いで重宝しています」と語った。そんな、個性豊かなメガネを販売するショールームの雰囲気とは?
小澤:店内には、メガネ屋さんなのにジュークボックスが置かれていたり、なぜか壁にビンテージギターがかかっていたりします。また、聞いた話によると、お店の床材は100年くらい前のアメリカの体育館の廃材をわざわざ持ってきて、敷き詰めているらしいです。そんなわけで、重厚感が半端じゃないんですよ。ディテールにものすごくこだわっていて、お店に入るとタイムスリップしたみたいな感覚になります。