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「SHINeeはいつでも皆さんの側に」 5年ぶり日本アリーナツアーに感じたキャリアの偉大さ

Real Sound

 ダンサーによる幕間の演出を挟んで、ストリート風の衣装に着替えたメンバーがステージに再登場し、「Don’t Call Me (Japanese Ver.)」のパフォーマンスへ。噴き出す炎の演出とともに、獣のような眼差しを会場に向けるメンバーの姿は非常にクール。「Body Rhythm」ではメインステージから中央ステージにメンバーが移動すると、会場から大歓声が。さらに各メンバーが鋭い表情を見せたり、鍛え抜かれた腹筋がチラリと見えたりした際にも、空気が震えるような大歓声が沸き起こっていった。そして、駆け抜けるように「JUICE」をパフォーマンス。ここまでポジティブな雰囲気の曲が続いていただけに、大きく異なる曲調の楽曲で構成されたコンサート中盤は、メンバーのまた違った一面に酔いしれることのできた時間となった。

 その後、座り込んでいるKEYとTAEMINを横目に、MINHOが「SHINee大丈夫?」と尋ねてMCがスタート。先ほどのパフォーマンスで少し息の上がった様子のTAEMINが、「やっぱりこの激しいパフォーマンスはコンサートでしか見られないじゃないですか。みなさん、おめでとうございます!」とコメントして会場を沸かせる。

 KEYは「9月から始まったツアーも明日で最後になりますが」と話し始めると、2024年2月24日、25日に開催を控えている東京ドーム公演に言及。「2月に皆さんに会えると思うので、そのときまでちょっとだけ待ってください」「新しい姿をお見せできるように準備するので」と、来年のコンサートへの期待を煽るコメントを披露した。

 続くステージでは、疾走感あるEDM曲「Everybody」をパフォーマンス。花火も使われたダイナミックなパフォーマンスで会場のボルテージは最高潮に。「View」を披露した後、「Downtown Baby」が始まると、メンバーは折り鶴のような形をした乗り物で客席へ。彼らが通ったところから会場のペンライトが徐々に虹色に輝いていく様はまるで魔法にかけられたかのよう。近い距離で一人ひとりのファンと目線を合わせようとしながら、手を振って歌声を響かせるメンバーの表情は終始笑顔で、このコンサートを心から楽しんでいる様子が伝わってきた。

 「The Feeling」で会場の熱狂をすべて受け止めるかのような圧倒的なパフォーマンスを行うと、メンバーがステージからはけ、「1 of 1」をBGMにSHINeeの5人の姿を模したアニメーションが流れて、心を打たれる一幕も。

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 その後、ビジューが輝くシックなスーツに身を包んだ3人が「누난 너무 예뻐 (Replay)」をしっとりと歌い上げ、会場の空気をまたガラリと変えていく。そのまま「산소 같은 너 (Love Like Oxygen)」「Diamond Sky」を披露してMCへ。

 「みんな結婚式に行くような衣装を着て」とKEYが話し始めると、MINHOは腰のシャネルのベルトを指して「これ、高いものです」とお茶目に微笑し、会場の笑いを誘った。

 そして、KEYが「(先ほど披露した)『Downtown Baby』と言えば、久しぶりに歌ったんじゃないですか?」と語ると、TAEMINがここでまさかの曲名の意味に疑問を持ち始め、「『Downtown』は(意味が)分かる、『Baby』も分かる。でも、『Downtown Baby』は分かりません」と話し出し、メンバーが思わず吹き出してしまう。TAEMINは「(Downtown Babyとは)渋谷にいる女性、みたいな意味?」と再びメンバーに質問すると、KEYは「ダウンタウンで生まれた知り合いの子ども(という意味)です(笑)!」「それを記念して(『Downtown Baby』を今回のツアーで)歌ってる」と新しい見解を披露し、会場が再び笑いの渦に。見ている側が思わず笑顔になってしまうほのぼのとしたトークを繰り広げた後、メンバーは中央のせりあがったステージで客席に手を振りながら、「ありがとう」とファンに改めて感謝の気持ちを告げた。

 ここから、本編はいよいよ終盤に。「빈칸 (Kind)」で美しいハーモニーを響かせた3人は、続けて「너와 나의 거리 (Selene 6.23)」と「너의 노래가 되어 (An Ode To You)」を特別編集バージョンで披露。ラストは紙吹雪が舞う中、心にじんわりと染みわたるような歌声で「재연 (An Encore) 」を歌い上げ、感動的な空気のままに本編を終了した。

 アンコールでは、ストリート風の衣装に着替えたメンバーが登場。歓声を浴びて「HARD」を披露し、一度落ち着いた会場のテンションを再び盛り上げるように「히치하이킹 (Hitchhiking)」をパフォーマンス。同楽曲の途中からは、メンバーが乗り物で客席側に再び移動。MINHOは大きく身を乗り出して、TAEMINはアリーナ席や2階席を広く見渡しながら、KEYは乗り物の後方でファンの姿を確かめるように覗き込み、会場全体に彼らの愛と感謝の気持ちを伝えていた。そのままエメラルドグリーンに輝くペンライトの大波の中で「Runaway」を披露し、アンコールのパフォーマンスを終了、本公演最後のMCへ。

 風邪をひいてしまい、実はコンディションがあまり良くない中でステージに立っていたというTAEMINは、「代々木は、SHINeeとして意味がある場所なんです。またこの場所で公演できるということが、とても意味のあることだと思います」「SHINeeはいつでも皆さんの側にいるので、皆さんも側にいてください」と、最後の方には泣きそうになりながらファンへの想いを語った。

 MINHOは「代々木の雰囲気が一番」と話し、「今日も特別な思い出をつくってくださって、本当にありがとうございます!」「皆さんがいるからSHINeeがいます」と言葉を紡ぐと、彼の姿を捉えたメインスクリーン用のカメラに目線を向けて、「みなさんが僕の希望です」「バイバイ! MINHOでした!」とコメント。

 時の流れの早さを感じているというKEYは、国立代々木競技場で初めてパフォーマンスした際のことに触れ、「まだ歌うことができるんだと、嬉しいです」「(以前とは)曲とか変わっていると思うけど、ここに立つ気持ちは全然変わっていないので」「いつかは歳に似合う曲になるんじゃないかと思うけど。今までに歌った曲がなくなることはないので。まだまだ全然できます」と、今後の活動への意欲を見せた。そして「また東京ドームで笑顔で会いたいと思います」と、ファンとのしばしの別れを惜しみ、3人で挨拶をして、アンコールステージを終えた。

 今回のSHINeeの公演は、彼らのハイクオリティなパフォーマンスを楽しみつつも、メンバーとファンとの再会を喜び、交流を楽しむあたたかな空間となっていたようにも思う。2024年2月の東京ドーム公演は、また異なるセットリストや演出が用意されているという。次の公演では、彼らはどんな姿を見せ、何を語りかけてくれるのだろうか。

(文=市岡光子)

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