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【三浦泰年の情熱地泰】勝利で飾った今季の集大成! 一方で2023年終盤戦は古巣のタイトル奪取&昇格争いにも感動

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【三浦泰年の情熱地泰】勝利で飾った今季の集大成! 一方で2023年終盤戦は古巣のタイトル奪取&昇格争いにも感動(C)SOCCER DIGEST Web
 僕にとって3シーズン目のJFLが終わった。

 今年はリーグ序盤3月に義父を、そして中盤9月に実父を失った。
 
 2人は僕にとっても大きな影響を与えてくれた存在だけにショックもあり、苦しいシーズンとなり、寂しい年でもあった。私的なことではあるが、歯を食いしばって前へ進んだ。そんな中たくさんの人達に支えられて終えられたシーズンになった。

 まずは、選手たちは日々のトレーニングを集中して行ない、良い準備をしてくれた。選手だけだはなく、携わった人たちにも感謝の気持ちでいっぱいだ。もちろん大きな力になってくれたサポーターには本当に「ありがとうございました」。どんな苦しい時でも支え、共に闘い続けてくれました。

 今季は若いチームが目指すサッカー、追求するサッカーに素直に進もうとした。ベテラン、中堅、若手と言っても、それほど年齢は離れていないチーム構成であった。

 ボールを大事にすること。奪ったボールを簡単に失わない。意図のないプレーをしない。先のない大きなクリアより、味方へ繋がる可能性のあるクリアフィードにする。エレガントなサッカーを追求した。

 そして積み上げていく過程でもちろん勝ったり負けたり、引き分けたりもした。
良いサッカーができた時もあったし、できなかった試合もたくさんあった。相手によってパフォーマンスの高低があり、チームも選手個々も力を発揮できる試合とできない試合が交互にあった。

「勝利と成長」を目指す中で、その成長も「しているのか? していないのか?」と苦しい思いを抱きながらシーズンは続き、最終節を迎えた。

 この試合(最終節)で大事なことは、その積み上げてきたことを表現し勝つこと。それがホームで最終戦を迎える一番の目標であった。

 そして23年シーズン、現メンバーで闘える最後の試合になった。一方で鈴鹿ポイントゲッターズは11月に新オーナーを迎え、来季に向け新体制となっていく。最終戦はオーナーの初のホーム観覧試合ともなった。

「彼らは勝利した」

 相手は昇格の懸かったラインメール青森。我々はテーブルを上に持っていける順位ではなかったが、高いモチベーションを持つ相手に対して、ある意味で心理的に優位に立つプレーができていた。そしてリスクを冒さず、シンプルに勝利の確率を上げる青森に対して、どうサッカーすれば攻略を愉しめるかを選手たちは自ら考え、プレーした。

 それが積み上げの証明だった。

 ピッチもジャッジも我々にとって不利な環境でありながら、選手はポジショニングもプレーもメンタルを保ち、パフォーマンスを90分間+アディショナルタイムを通じて貫き、2-1でホーム最終戦の勝利を新オーナーと集まったサポーターに届けた。

 最終節は試合終了後にサポーターへの挨拶があり、イベントがある。相手は昇格が掛かっており、目の前でその歓喜を見たくはない。我々、プロという立場においては絶対に起きてはいけない事態だ。そんなプレッシャーの掛かる試合だった。

 良くやった、と思う…。
 
 話は変わり、今年のシーズンは僕のいた古巣の年になった。

 まずはアビスパ福岡が初タイトル。ルヴァン杯を制した。試合観戦はできなかったが、国立で浦和に勝利しての優勝は普通の優勝の仕方とはちょっと違う。中央で、日本の中心で、西の九州クラブがカップを制する! まさしく爽快な一瞬であった。
 
 藤枝ブルックスが福岡へ移り、僕が1999年~2001年まで3年間選手としてお世話になり、監督として北九州で2年。計5年間生活した。福岡という地のポテンショを感じる日々だったが、サッカーでも示した。素晴らしい!「おめでとうございます」。

 そしてリーグ初制覇。JFL最終節の前日。TVでオンタイム観戦した。1試合を残してヴィッセル神戸が初優勝した。

「努力は必ず報われる」
 僕が高校の頃から抱く座右の銘。努力の偉大さを感じる。永島昭宏さんから三浦知良、三浦淳宏がプレーし、数多くの日本代表選手、良い選手をプレーさせた。イルハンもイニエスタも呼び、数多くの外国人選手を呼んだ。監督も日本人監督、外国人監督とトライし続けた。

 その努力が実った瞬間、必死にピッチを走った選手の歓喜は「顔」が表していた。本気になるとはこういうことなのであろう。2002、03年と選手としてその後に04、05年と新体制のスタートに携わせてもらい、現役の最後と引退後のスタートをさせてもらった古巣に。素晴らしい!「おめでとうございます」。

 一方でプロサッカー界はJ1昇格とJ2昇格を懸けた闘いが続いている。そこにも古巣が2チームずつ関わっている。J1昇格プレーオフに残る東京ヴェルディと清水エスパルスは、前者は選手として監督として所属。後者にはJリーグ元年当時の選手として所属し、そして地元でもある。どちらが昇格しても古巣である。良い試合が見たい。

 J3は、J2昇格を懸け鹿児島、富山、今治の3チームが可能性を残している。
鹿児島が優位だがここも鹿児島、富山は古巣。監督として良い時間を過ごすことのできたチームである。サッカーは何が起こるか分からない。

 そしてギラヴァンツ北九州がJ3に残留した。不甲斐ないシーズンだったであろう。
北九州が長く最下位のポジションにいた。

 青森戦の日にこんなメッセージが北九州に住む友人から入った。
「青森戦の撃破、宜しくお願いいたします」

 北九州も古巣。監督のファーストキャリアを与えてくれたクラブで、感謝しかない。そして、我々の勝利により北九州のJ3残留が確定された。

 Jリーグ30周年の節目の年に、Jリーグで関わった全てのクラブの名前が挙がった。清水、東京V、福岡、神戸、北九州、富山、鹿児島。

 今年もまだ大事な試合が残っている。そして今年も年の瀬を迎える。

 また1年が早かった…。

 いるはずの人がいなくなった2023年は、寂しい年になってしまった…

2023年11月27日
三浦泰年

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