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2万超えプレミアゲーが復刻!『ダブルドラゴン コレクション』でベルスクの魅力が詰まったシリーズ最高傑作をプレイしよう【特集】

Game*Spark

憧れのあのタイトル、遊びたいのにプレミアで万超えだよ……クラシックゲームが好きな方であれば、こういった経験をした人は少なくないのではないでしょうか。しかし近年ますます広がるクラシックゲーム移植において、プレミアとなったゲームがついに移植される!なんてこともありえるようになってきました。

アークシステムワークスが11月9日に発売した『ダブルドラゴン コレクション』に収録された作品も、その例にあてはまります。とあるタイトルは、なんと2万円超えで取引されていることも……いやはや、現行機移植というのは本当にありがたいですね。

本記事では、本作に収録された中からコンソール初移植となる『リターン・オブ・ダブルドラゴン』(プロジェクトEGGでの移植歴はあり)およびファン歓喜の初移植となる『ダブルドラゴン アドバンス』を中心としたプレイレポートをお届けします。

【収録タイトル一覧】
英語版『Double Dragon』(NES、1988)
英語版『Double Dragon II: The Revenge』(NES、1990)
英語版『Double Dragon III: The Sacred Stones』(NES、1991)
『リターン・オブ・ダブルドラゴン』(SFC、1992)
『ダブルドラゴン アドバンス』(GBA、2004)
『ダブルドラゴンIV』(2017)

『リターン・オブ・ダブルドラゴン』は“次世代双截龍”を感じられる!
『リターン・オブ・ダブルドラゴン』は、スーパーファミコンで発売された作品です。多くの人が語る『ダブルドラゴン』はファミコン版のイメージが強いですが、こちらはSFCへと世代が移行したことにより、高い頭身のキャラクターとよりリアルなアニメーションを実現しています。

かねてよりアクションのモーションにはこだわりのあった『ダブルドラゴン』ですが、本作ではアクションの増加に伴い、それがより進化しています。追加されたアクションで最も大きい要素は、ゲージ溜めの存在。スコアの下の気合ゲージを溜めることで強力な技を繰り出すことができるというもので、ベルスクらしくゲージを半分以下溜めて+パンチもしくはキックで強力な通常攻撃、ゲージを半分以上溜めてパンチorキックで龍尾旋風脚と、技が分かれています。

溜めも攻撃も隙は大きいですが、当たれば敵をダウンさせられる強力技なので、ぜひとも当てたいところ。通常攻撃で安定して倒すか、溜め攻撃でサクサク倒していくかという駆け引きになっています。

本作で特に気持ち良いと感じたのは、敵の腕を掴むという動作。Bボタンを押して敵のパンチを受けると敵を掴んだ状態にでき、そこから攻撃をつなげることができます。

ベルスクで辛い場面といえば複数の敵に囲まれたとき。しかしこの掴み攻撃をもってすれば、殴るだけでなく後方への投げも可能で、周りの敵ごとまとめて倒すことも。ダメージ自体はあまり多くありませんが、一気に体制を立て直すチャンスが訪れるため、爽快です。ただし、武器を持っている敵には不可能でボスに対するつかみもかなり厳しい条件であるため、万能でないところは注意しなければなりません。

16bit機ならではの点として、グラフィックが段違いに鮮やかになりました。最初のステージでは、背景のカジノがとてもきらびやかでゴージャスな印象を受けます。BGMもファミコンでは容量の関係で入っていない敵撃破時のボイスも搭載されており、倒れた敵が死んだか否かがわかりやすいのもポイントです。

武器のモーションもかなりリアルに進化しており、本作で拾える棍やヌンチャクの動きは本格的。殴打音も重厚感があり、格闘の楽しさを改めて味わわせてくれます。

ただ多くのファンが指摘する通り、“もっさり感”はかなりあります。ダッシュがなく移動速度が遅い上、倒れた後の起き上がりも遅いため、全体的にやや爽快感に欠けるという問題点は如実に感じます。ある程度の重厚感はベルスクには重要ですが、本作はやや重すぎるように感じます。

しかし、そんな欠点はこのコレクション版では解消できるのが嬉しいポイント。設定からゲーム全体のスピードを最大2倍速まで上げられるため、もっさり感を解消できます。x1.2~x1.3くらいにすればFC時代くらいのちょうどよい感覚でプレイできるのでオススメです。

『ダブルドラゴン』決定版!プレミア価格も納得の『ダブルドラゴン アドバンス』
『ダブルドラゴン アドバンス』は、ゲームボーイアドバンスで発売された作品です。開発は当時テクノスジャパンの版権を持っていたミリオンが担当し、かつて『ダブルドラゴン』シリーズを開発していたスタッフが再集結しています。

内容としてはアーケード版初代をベースとした作品ですが、技からステージに至るまで歴代作品の要素をミックスし再構築したというゴージャスな内容となっており、ファンからはシリーズ最高傑作という声も名高い作品です。

SFCと比べるとボタンが少ないゲーム機の作品でありながら、繰り出せる技は多種多様。なんとなくAとBボタンを押しているだけでも、ハイキックやヘッドバット、飛び膝蹴りやアッパーなど強力な技を繰り出すことができます。キャラクターの動作も軽快でダッシュもできるためストレスはほぼない反面、一発一発の殴打感がしっかり残っており、とにかく触っていて気持ち良い仕上がりです。

モーションの滑らかさも向上しており、特にヌンチャクのモーションは感動モノ。カンフー映画でみたようなリアルな動きで敵を倒す様は、とってもクールです。

なお、GBAは右手親指にあたるボタンがABしかないため、防御がL、ジャンプがRとやや離れた位置にアサインされており、やや直感性に欠けます。しかしこのコレクション版ではキーアサインも変更できるので、XやYに防御を割り当てることもできちゃいます。

惜しむらくは、ゲーム内の一部グラフィックが原作から変更されてしまっていること。最初のステージにあるこの看板はクルマの広告になっていましたが、なにかしらの事情で削除されてしまったようです。

過去の作品を現代に蘇らせるに当たっては、現代の社会通念や権利関係などさまざまな事情が絡み合うもの。そのためどうしても変更部分が出てしまうのは仕方ありませんが、ただグレーにしただけというのはやや工夫不足に感じるところも。「あ、オミットされてるんだな……」ということがハッキリと分かってしまうので、別のグラフィックに描き換えるなどの工夫は欲しかったところです。一方でゲームプレイに影響を与えるものではないため、ただプレイしてみたいという方にとってはまったく問題のない点でしょう。


『ダブルドラゴン コレクション』は、歴代のシリーズ作を一度に味わえるパッケージです。2万超えプレミア価格の作品が収録されていながらも、6作品をたっぷり楽しめて定価3,520円と非常にリーズナブルとなっており、ベルスクファンにオススメしやすいコレクションです。なお、ニンテンドーeショップでは各作品の単品販売も行われているので、『くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション』や「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」で遊べるから1と2はいらない、という方は気になるものだけ買うのもアリです。

欲を言えば異色格ゲー作のネオジオ版『ダブルドラゴン』や『Double Dragon V The Shadow Falls』、Way Forward開発の『ダブルドラゴン ネオン』、そしてAC版や日本語FC版、GB版など各種バージョン違いも収録した完全なコレクションを味わってみたかったところですが……少し贅沢を言い過ぎかもしれません。とはいえやはり、ファンからの評価が高いながらもプレミアがついて手を出しづらい『アドバンス』を復刻したことは十分に意義のあること。『ダブルドラゴン』の歴史を大まかに知れる本作を手にとってみてはいかがでしょうか。





 
   

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