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INI×なにわ男子×BE:FIRST、“同期”のコラボステージはそれぞれのファンの心を掴むものに

Real Sound

INI『TAG ME(通常盤)』

 年末恒例の音楽特番が増えてきた今日この頃。例年にも増して、ボーイズグループの活躍が目立っている印象だ。その中でも、注目を集めたのは11月16日に放送された『ベストヒット歌謡祭2023』(読売テレビ・日本テレビ系)での、INI、なにわ男子、BE:FIRSTのコラボステージ。この記事では、3組のコラボステージを振り返り、その魅力を改めて伝えたい。

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 そもそも今回INI、なにわ男子、BE:FIRSTという3組がコラボするに至ったのは、なぜか。それは2021年11月3日にデビューシングル『A』を発売したINI、同日にデビューシングル『Gifted.』をリリースしたBE:FIRST、そしてその9日後、11月12日に『初心LOVE』でCDデビューをしたなにわ男子と、デビューがほぼ同時期であることに由来している。

 デビュー同期の彼らの当時を振り返ると、各種音楽チャートでそれぞれがどのようなランクをマークするかが注目され、ある意味ライバル関係のようにも見えたのも事実。しかし、今回、デビューから約2年の時を経てコラボレーションメドレーという形で手を組むことに。日本の音楽シーンを盛り上げる仲間となったのだ。

 まず、パフォーマンスされたのはINIとBE:FIRSTによるINIのデビュー曲「Rocketeer」。1番のサビ前まではINIが11人で魅せ、サビ部分からはBE:FIRSTも登場して18人の大所帯でパワフルにパフォーマンス。実は、これまでにもBE:FIRSTの冠番組『BE:FIRST TV』(日本テレビ系・関東ローカル)でデビュー曲チェンジコラボをするなど、交流が多々ある両者。そんな2組が共演を果たし、自分たちのデビュー曲を力いっぱい踊るINIと、自らのダンススタイルを崩さず、しかしコラボ相手へのリスペクトを持って踊るBE:FIRST、とそれぞれのカラーが見えた。両者のファンの心を確実に捉えた、満足度の高いステージだったように感じる。

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 続いて披露されたのは、BE:FIRSTとなにわ男子による「Shining One」(BE:FIRSTプレデビュー曲)。同曲といえば、オーディション番組を勝ち抜いて結成されたBE:FIRSTによる、確かなスキルを求められる楽曲というイメージがある。それを「初心LOVE」でデビューし、キラキラとした王道アイドルイメージのあるなにわ男子がどう表現するかは良い意味で想像できなかった。しかし、そこはキャリアの長いなにわ男子。まったく引けを取ることなく、BE:FIRSTのフォーメーションの中に入り込み、全身を大きく使って魅せていた。さらにサビ後半の2列になる部分では、なにわ男子が前列に、BE:FIRSTが後列に行く部分も。コラボ相手を立て、最後には1列で曲を終えるステージ構成は胸を熱くさせるものがあった。

 3曲目に披露されたのは、なにわ男子の2ndシングルより「The Answer」。INI、そしてBE:FIRSTが合流し、最終的には3組で披露した。サビ部分ではINIがなにわ男子を囲む形で王子様な1曲に挑戦。さらに、曲中では長尾謙杜(なにわ男子)と髙塚大夢(INI)がハートを作ったり、RYOKI(BE:FIRST)と佐野雄大(INI)と藤原丈一郎(なにわ男子)が肩を組んでカメラに向かってアピールしたり、道枝駿佑(なにわ男子)と田島将吾(INI)が背中を合わせたりとファンには胸熱なコラボステージらしいカメラアピールが多々見られた。

 また、パフォーマンス前のトークではBE:FIRSTのMANATOが「INIの(松田)迅とりっひー(池﨑理人)と焼肉に行きました」と話したり、長尾が「BE:FIRSTさんのライブに行きました」と明かしたりと、今回のコラボステージ前から交流があることも明らかに。ステージだけではなく、各々のエピソードや、その後SNSにアップされた3グループの交流写真でもファンの胸を熱くさせた一夜だった。

 3グループの交流にとどまらない、2023年のボーイズグループシーンの盛り上がりを感じた今回のコラボステージ。今後も、それぞれの交流が見れることを期待したい。

(文=於ありさ)

 
   

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