
精神保健施設に入院中の男性患者が、看護師の監督不行き届きで自殺した。男性の一連の行動は監視カメラに記録されており、看護師の怠惰な業務に波紋が広がっている。『Mirror』『DailyMail』がレポートした。
■精神保健施設で自殺者
精神保健施設に入院していたブレンダンさん(当時20)という男性が、自室のトイレで自殺を図った。意識のない状態で発見され病院に搬送されたが、酸素不足による脳死と宣告された。
ブレンダンさんの家族は息子の死を無駄にしないようにと臓器を提供し、勲章を受けとったという。
生前のブレンダンさんを診療した精神科医は、精神保健施設に入所させるよう緊急要請していた。そしてこの施設に入所が決まったものの、ブレンダンさんは「男性病棟への入居に3週間かかる」と告げられていたという。
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ブレンダンさんの自殺は、施設に入ってわずか4日目の出来事だった。
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■怠惰な看護師ブレンダンさんが自殺に至る経緯は、監視カメラに録画された1時間にわたる映像から、明らかになってきた。
朝9時35分、ブレンダンさんが椅子に腰かけ何かを作る姿が映っている。そのころ、一人の看護師が机にあぐらをかいて座り、電子タバコをふかしながら携帯電話の画面をスクロールしている。