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菊池風磨“饗庭”、山田杏奈“華子”に財務省時代の因縁を打ち明ける<ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~>

WEBザテレビジョン

Sexy Zoneの菊池風磨が主演を務める「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第6話が11月18日に放送された。今は互いに緊張感のある関係になっている饗庭と相楽の抱える悩みと謎が、少しずつ明らかになる。(以下、ネタバレを含みます)

■「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」とは

同ドラマは「BE・LOVE」(講談社)にて、2016年4号から2017年6号まで連載されていた「ゼイチョー!~‎納税課第三収納係~」が原作。“徴税吏員”が滞納されている税金を徴収するべく奮闘する物語で、著者である慎結が市役所で非正規職員として働いていた経験を基に描かれている。

ノリは軽いが優れたスキルを持った徴税吏員・饗庭蒼一郎を演じるのは菊池風磨。そして、蒼一郎と正反対、真面目に滞納者と向き合う猪突猛進タイプの新人徴税吏員・百目鬼華子役は山田杏奈が務める。

■謎に包まれた財務省時代

過去回から何度もほのめかされている、饗庭と副市長・相楽義実(本郷奏多)の不仲。財務省出身である2人は同期だが、“奥林”というもう1人の同期をめぐる事件をきっかけにいまや一触即発の関係になってしまった。

奥林礼二はなんらかの事情を抱えて入院しているものの、喉に管を挿入されて目も虚ろに開いたままという状態。ほとんどコミュニケーションも取れない全身不随状態ということが分かる。

前回の第5話は、その奥林が入院している病院へ相楽が度々やってきていることを知った饗庭が、ちょうど見舞いから出てきた相楽に「お前、何が目的なんだよ」と問い詰めるシーンで幕引き。第6話冒頭では引き続き、いつになく真剣で燃えるような意思を込めた視線を向ける饗庭と、クールに受け止める相楽の対面から始まった。

「お?答えらんねえか」と挑発的に応答を求める饗庭に、相楽は「俺はただ、同期の見舞いに行っただけだ。それが何か問題か?」とあくまで冷静な態度を崩さない。言葉だけ聞けば特におかしなところはないが、饗庭にはどうしても引っかかることがあるらしい。

相楽の言葉尻へかみつくように、「なんで今さら奥林のこと気にすんだよ。あのときの質問の答えも、まだ聞いてねえぞ」と饗庭。その脳裏には、相楽の襟を掴んで怒鳴った財務省時代の記憶が駆け巡っていた。

「そもそもお前、屋上で何してたんだよ。奥林と何か話してたのか?」。気のせいか普段より目元を赤く腫らしたような財務省時代の饗庭が、相楽に問い詰めている。しかし、相楽は固く口を閉ざし、口をつぐんだまま。その態度でさらに興奮した饗庭は、語気を強めて「答えろよ!どうして奥林は飛び降りた!」と叫ぶように怒りをぶちまける。

わずかな回想シーンの後、「どうして奥林は…!」とボルテージが上がり始めた饗庭。そこで見計らったように、相楽は「華子…」と口にする。2人がもめる病院前の道に、華子が通りかかったためだ。

華子のいる前であれば、饗庭も暴れるわけにはいかない。狙い通りに饗庭を収めることに成功した相楽は、質問には答えないまま「そう怖い顔するな。お前らしくないぞ」と車に乗り込みその場を後にした。

普段のノリが軽くて朗らかな“饗庭らしさ”を知っている人間だからこそ出る言葉だ。仲の良かった時代と、腹の底が読めない現在…。相楽の態度に、饗庭は途方に暮れたように天を仰ぐ。

■ふとした言葉で思い出す、“3人”で高めあった財務省時代

徴税吏員としての仕事をこなすなか、人から「結局、人間関係なんて金次第ってことだ」という言葉で財務省時代のやり取りを思い出す饗庭。

主計局調査課の一室、すっかり暗くなったなかでも仕事を続けているのは饗庭、相楽、奥林の同期3人組だ。饗庭は同期の奥林に、「毎日毎日、上司とか議員先生のためにこんな時間までさあ。そういえば俺、入省してから一回も“ありがとう”とか“お疲れさま”って言われたことないんですけど~!?」と愚痴をこぼしていた。奥林は少しほほ笑みながら「たしかに」と同意してくれるが、向かいの席に座る相楽からは「お前は礼を言われるために仕事してるのか?」と冷たい言葉が。

「俺たちの仕事は国家予算の編成だ。国民の血税の使い道を担ってるんだから、国民のための仕事だろ」と強い使命感のこもった言葉に、饗庭は「君いいねえ~…出世するよ」とちゃかす。それに対してニヒルな笑みを作った相楽が「誉め言葉として受け取ろう」と返す姿には、互いを認め合う関係性が見える。

2人の掛け合いに、奥林が「俺思うんだけど…」と切り出した。親子、夫婦、友人関係など、さまざまな場面で金銭を巡って関係が変化するのはよくある話だというのだ。相楽が「何が言いたいんだ?」と促すと、「だったら、税金の使い方次第でこの国のどこかで良い人間関係が生まれることもあるかもしれない。それで幸せになる人もいるかもしれない。俺はその人のために働くよ」と自分の考え方を明かす奥林。

相楽は、やはりクールな笑みを浮かべて「こいつだろ。上に行くべきなのは」と奥林を称える。饗庭はそんな財務省時代の2人を思い出して、複雑な表情を浮かべるのだった。

■華子の言葉に、饗庭が語りだした財務省時代の思い出

同じころ、華子は係長の橘勝(光石研)から饗庭が第3係に入った頃の話を耳にする。饗庭が納税課を志望した理由を尋ねた際、彼は「友人のため」と口にしたそうだ。華子は以前「友人なんていたんですね」とちゃかしたことを、饗庭へ謝罪することに。

そして、その上でもう仕事をともにする仲間であると告げる。相楽との間に抱える重い確執について、少しでも負担を分けてもらおうと「私にできることがあればなんでも仰ってください」と励ました。

饗庭は「いい感じにチョゼってんね~」と柔らかい笑みを見せ、ゆっくりと事情を語り始める。「財務省の同期に奥林ってやつがいてさ、相楽と3人でそれなりに仲良くやってたんだけど…そいつがさ、屋上から飛び降りた」過去を思い出すように遠い目をする饗庭。

「最後に連絡をもらったとき、俺もなんかおかしいなと思って屋上に行ったんだけど…」。屋上に上がった饗庭が見たのは、飛び降りる寸前の奥林と、去り際の相楽だった。悲壮な表情で屋上のふちに立つ奥林を見ているはずなのに、相楽は言葉一つない。そして意を決して宙に足を踏み出す奥林を、饗庭は止めることができなかった。

幸いにして一命を取り留めた奥林だったが、今も言葉を交わせないほど重い後遺症が残ったまま。「副市長が…どうして?」という華子の疑問に、「それは俺も聞きたいんだけどね~」とこぼす饗庭。「とにかく、俺は奥林が何であんなことしたのか知りたい。相楽は何か知ってるっぽいんだよね」と、ここで一旦話を結ぶ。

改めて華子の隣に座り、「お言葉に甘えて、また今度相談させてもらっちゃうかも。そんときはよろしくね」と饗庭。その表情、しぐさには普段のおちゃらけた様子はなく、饗庭という人間の芯を垣間見たような気がした。

饗庭の思いが明かされた今回について、SNSでは「段々謎がひも解かれていく感じがじれったいけど、期待感も高まっていくな」「奥林が飛び降りた理由はなんだろう。毎日大変そうな環境っぽかったし、いろいろ考えられるよね」「同期組3人が仲良くしてるシーン、いまの関係と違いすぎて胸が痛かった…。またもとに戻れるといいな」と言った声が相次いでいる。

 
   

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