11月18日、VTuberの「金美館通りの藤村さん」(登録者数12万人)が「売掛を禁止したらホストクラブはどうなる?」を公開しました。藤村は元風俗嬢のVTuberで、風俗時代のリアルな裏側を話した動画が人気です。約5年ほど前まで、10年以上ホスト通いをしていた“元ホス狂い”でもあるという藤村は、今話題のホストクラブの売掛(ツケ)禁止について持論を述べました。
話題の売掛禁止について解説
売掛が禁止されると歌舞伎町は平和になるのかという問いに、「ならないですね」と断言する藤村。売掛がなくなっても、立て替えなどがおこなわれるからだといいます。藤村によると、実際にひと昔前、売掛がない「メンズキャバクラ」と呼ばれるホストクラブが一世を風靡した時期があったのだとか。
通常ホストクラブは時間が無制限ではあるものの、セット料金やボトル代で最低3万円ほどかかるのに対して、メンズキャバクラは時間料金制で1時間あたり1万円ほどと低価格から利用でき、売掛の仕組みがないのが特徴だそう。一見するホストクラブの問題が解決されているように見えますが、売り掛けがなくとも、女性客が競い合って大金をつぎ込むのは変わらなかったといいます。
ホス狂いは「重課金勢」
藤村は、メンズキャバクラを安く楽しむ女性も多いとしつつ、「一定数競い合うようにお金を使う子たちは出てくるわけで、これってソシャゲなんかで見るような無課金勢と一部の重課金勢がいるようなものと一緒です」と話します。売掛がない場合、女性たちはホストに立て替えてもらったり、クレジットカード、消費者金融などを利用してお金を工面していたといいます。
ホストクラブの売掛には分割払いはなく、次の入金日までに全額用意する必要があることから、500万円ほどの高額な売掛になると1カ月で用意することが難しいため、ホストが立て替えることになるのだとか。藤村は「売掛制度が全面的に禁止になれば、代わりにこの立て替えが今よりも増えるだけです」「しかも立て替えは、完全にホストと女の子の個人間のお金の貸し借りっていう形になります。こうなるともっと実態の把握だとか規制に関しては難しくなるかもしれないですね」と問題点を指摘します。
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また、立て替え金の返済中は、ホストから関係を切られることがないため、自分から高額な立て替えを求める女性もいるのだとか。ところが途中で気持ちが冷めたり別に好きな人ができると途端に「あいつに借金させられた」と被害者ぶる女性もいるそうで、藤村は「今、国会とかで多数のホストの被害にあった女の子の話題が上がっているそうですが、それって女の子側の話を一方的に鵜呑みにしているだけじゃないのか」と疑問を呈します。
藤村は最後に「売り掛け制度自体の禁止に関しては藤村は個人的には賛成です。あれは女の子と同じくらいホストにも負担になっているし、店は結局女の子とホストどちらからでもお金さえ取れればいいだけなので、なくした方が実際はホストも喜ぶと思います」「ただホストにはまって大金を使うために夜の世界で働く女の子が減るかというと、立て替えっていう手段もあるから大して変わらないと思う」と意見を述べて締めくくりました。
コメント欄では「今まで見てきた解説関連で一番リアルで納得の内容でした」「もやもやしてたのが腑に落ちました、今は現役を離れた中立な経験者のお話は是非広まってほしいです」「ホストのお話面白いのでまた出してもらえたら嬉しいです」など、好評のコメントが寄せられています。
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