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どうしてこうなった?カピバラが排水溝に落ち出られなくなっているところを救助

カラパイア


 排水溝の中にネズミがいることはよくあるが、同じげっ歯類でも世界最大のカピバラとなると話は別だ。

 南アフリカ大陸が生息地であることから、ブラジルで野生のカピバラを見ることも珍しくないが、まさか排水溝の中とは思いもよらなかったろう。

 通行人が何気なく排水溝を見たところ、鉄格子の蓋の間からこちらをじっと見つめているカピバラと目が合ってびっくりしたという。

 なぜカピバラがこんなところにいたのかは不明だが、通行人はすぐに消防隊に通報をし、救助作戦が展開された。

カピバラ、排水溝に落ちる

 ブラジル南部、サンタカタリーナ州のビグァスでのできごと。南アフリカの温暖な水辺に生息するカピバラが、なぜ都市部の排水溝の中にいたのか?ここに至るまでにどんなアドベンチャーが起きていたのか?様々な疑問が頭をよぎった通行人だが、とにかく救助が先だ。

 通行人はビグァスの消防隊に通報し、隊員たちは救助に向かった。

 そこには、まるで刑務所の鉄格子に閉じ込められているかのようなカピバラの姿が!

 鉄格子は重くがっしりしまっていたのでなかなか開かない。そこで倒壊した建物や事故を起こした車両などから人を救出するための大型油圧救助器具(ジョーズオブライフ)を使用した。

 これで鉄格子を外すことに成功。だがのんびりなところのあるカピバラは、自分を遮っていた鉄格子がないことにしばらく気が付かなかったようで、排水溝の中でじっとたたずんでいる。

 隊員に促されると「お?出られるのか?」とようやく出ようとするも、脚力が足りなかったようでなかなか出ることができない。

 消防隊員たちの手をかりてようやく外にでることができたようだ。

 カピバラの健康状態は良好だったようで、その後生息地に戻されていったという。
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 カピバラは生息地では主に湿地、河川、湖の近くで暮らしており、10~20頭の群れで行動している。

 げっ歯類の中では最大で体長は1mほど、体重は60kg前後。社交的で温厚な性格から、世界各地の動物園での人気も非常に高い。

 いったいなぜこのカピバラがひとりぼっちで排水溝の中にいたのか?その過程は誰にもわからないが、とにかく助かってよかった。

written by parumo

 
   

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