「ガッツch」(登録者数26万人)が、自身のYouTubeチャンネルの広告収益化が停止がされたと明かしました。
私人逮捕YouTuber、チャンネルの広告収益が停止に
ガッツchは「中島蓮」とスタッフの「みっちー」が運営しているチャンネルで、違法薬物の所持者や、電車で痴漢をおこなった人を私人逮捕する動画を多数投稿しています。最近YouTubeでは、こうした“パトロール系”や“自警団系”と言われるYouTuberが増えており、犯罪撲滅や抑止に効果的だとして称賛の声が多い一方、営利目的であるとの批判や、過剰な制圧行動の違法性を指摘する声もあり、賛否両論となっています。
“迷惑系YouTuber”として知られ、私人逮捕の活動もおこなっていた「煉獄コロアキ」は11月8日にYouTubeチャンネルがBANされ、11月13日には名誉毀損の疑いで警視庁に逮捕されました。コロアキは“転売ヤー”の女性を追いかけ、女性のバッグや腕を掴む動画を公開していましたが、実際には人違いだったと報じられています。
11月17日、ガッツchはX(旧ツイッター)を更新し、11月8日をもってチャンネルの広告収益が停止されたと報告。中島は、
今我々は世間で“私人逮捕系YouTuber”と言われ、たくさんのご意見やご指摘ご批判が殺到しております。その原因が我々にあるのも十分理解していますし、修正しなければいけない部分も多数あると思います。
と、これまでの行き過ぎた言動に反省する様子です。しかし、メディアからの批判や収益化停止など「“この程度”で痴漢撲滅活動を止めたくない」との意向を示し、活動継続のための応援を呼びかけました。
クラファン実施&政治団体設立も計画
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中島は今後の活動のために、「【ガッツch 痴漢撲滅活動【JR東日本を糾弾します】】」と題してクラウドファンディングを実施することを報告しました。
集まった資金は、活動費の他、自身とみっちーの生活費、政治団体の設立費用に使用するのだとか。中島は年内に痴漢等犯罪撲滅を目的とした政治団体の設立を予定しているそうで、政策には、鉄道会社に対し痴漢の物理的対策を要求することや司法制度の改革、痴漢被害者向けのVTRや私人逮捕についてのガイドラインの作成などを提示しています。しかし、中島は
私は政治について全くの無知です
と、政治団体としてどうあるべきなのかが分からないとのこと。視聴者に協力を仰ぎ、
これからさらにこの活動に情熱を込め、絶対に改革を成し遂げますので、応援ご支援よろしくお願いします
と呼びかけました。
鉄道各社は撮影禁止を表明
ユーザーからは、「応援してます!」「頑張ってください」といった肯定的なコメントが寄せられる一方、「結局、金か」「自費でやったらええやん…」と生活費までを募るクラファンや活動そのものを疑問視する声も数多く見られます。
ガッツchは、先月28日に「【階段から転落】忍者のような身体能力と不屈の精神を兼ね備える痴漢に実力行使した」(現在は非公開)と題する動画を公開しており、その中で逃走した男性が階段から転げ落ちるシーンがあったことで大きな批判を集めていました。