ユニークなチャレンジ企画やイタズラ動画で人気のイギリスのコンビYouTuber「ジョシュ&アーチー」(登録者数147万人)が、アダルトグッズとAIの力でチェス界のグランドマスターに勝つことができるか検証しました。
肛門に入れたバイブレーターで不正?
今回の動画のきっかけとなっているのは、昨年大きな話題となったチェス界での不正疑惑です。
2022年9月に開催されたチェスの世界大会で、53連勝中の世界王者マグヌス・カールセンが、19歳の新生ハンス・ニーマンに負けるという番狂わせが起きました。このときカールセンは1手で投了。その後、ニーマンに不正行為の疑いがあったのが理由だと声明を発表しました。
するとSNSでは、ニーマンがお尻にバイブレーターを挿入し、モールス信号の要領で外部と通信していたという疑惑が拡散されることになります。
(参考:GIZMODE「対戦相手が肛門にバイブレータを仕込んで不正? チェス王者が試合放棄」)
ニーマンは不正疑惑を真っ向否定。カールセンに対して名誉毀損で1億ドルの損害賠償を求める訴訟を起こしました。最終的にニーマンは過去のオンライン試合で不正をおこなったことは認めたものの、今回の対局での不正は否定。カールセンも「今回の試合でニーマンが不正を行ったという証拠は見つからなかった」とし、今年8月には全ての当事者の和解が成立しています。
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しかしジョシュとアーチーは、バイブレーターを使って不正できるのかを検証することにしたのです。
実際に対局することに
ジョシュとアーチーはまず「初心者が3カ月トレーニングしてプロの人間に勝負を挑む」という架空の番組を作り、イギリスにいる25人のチェスのグランドマスターのうちのひとり、ダニエル・フェルナンデスに出演を依頼しました。
ダニエルの出演が決まってから、ジョシュとアーチーはリモートで振動を調節できるバイブレーターを入手します。ダニエルと対局することになったアーチーは肛門にバイブレーターを挿入し、ジョシュが無料のチェスソフトの指示をモールス信号の要領で伝えるという練習をおこないました。
そしていよいよ、試合当日。
緊張感が漂う中、ゲームが始まります。時折、考え込むような仕草でもだえるような顔をしてジョシュからの信号を受け取るアーチー。互角に戦いながら、ダニエルがミスをするのを待ちます。そして、なんとアーチーはダニエルに勝ってしまったのです!
興奮しながらダニエルにネタバラシをしたふたり。ダニエルはAIの凄さを認めざる終えないと苦笑い。その後、普通に対局すると、アーチーはものの30秒で負かされてしまいました。
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