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黒柳徹子「トットちゃん」舞台挨拶で涙 アニメで再現された少女時代に感極まる

シネマトゥデイ

涙を拭う黒柳徹子

 黒柳徹子が18日、都内で行われたアニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』(12月8日公開)の完成披露舞台あいさつに出席し、7年の構想を経て映画化された本作について振り返る中、涙を見せる一幕があった。

 黒柳の幼少期の体験をつづった「窓ぎわのトットちゃん」をアニメ映画化した本作は、落ち着きがないことを理由に小学校を退学になってしまったトットちゃんが、ユニークな教育方針のトモエ学園に転校し、子どもの自主性を重んじる校風のもと、伸び伸びと成長していく姿を描く。舞台挨拶にはトットちゃんを演じた7歳の大野りりあな、トモエ学園でトットちゃんの担任教師を演じる滝沢カレンらボイスキャスト、八鍬新之介監督も登壇した。また、同じくボイスキャストを務めた役所広司、杏からのビデオメッセージや、主題歌を担当したあいみょんから黒柳への直筆の手紙も紹介された。

 黒柳は冒頭、「これは私が小学一年生の頃の話を自分で書いた本当の話でございます」と紹介。40年間映画化されなかった本作について「本がベストセラーになりまして、たくさんの映画やテレビドラマ、ミュージカル、舞台のお話を当時もいただいたんですが、みなさんが読んでくださった、みなさんの中で描かれた、みなさんの中に独特のトットちゃんができている方がいいと思ったので、全部お断りしました」とその理由を説明する。

 続けて「それで42年経ったんですけど、今頃になりまして色々考えて、もしかしたらこれは映画にしておいた方がいいんじゃないかって」と映画化に心が傾いた経緯も振り返り、「(時代が)きな臭くなっているところもあったりしたものですから、やっぱり映画に作っておいてもらってと考えたところに、監督からこれを『アニメでやったらどうか』と声をかけていただいたんです。画を見せてもらったらとても丁寧に描かれていたものですから、『じゃあ、お願いします』って言いました」と踏み切ったという。

 黒柳はその後7年をかけて完成された映画を観て涙が出たと言い、「すごい時間をかけて作られたものを見て、泣いたんです。いろんなことが思い出されただけでなく、当時の世の中とか、当時のトットちゃんの学校などが自分が居た頃のように描かれていて、お友達も本当に当時のお友達のようで……」と話して声を詰まらせ、ハンカチで涙をぬぐう。「みなさんに観てもらえることになって本当にワクワクしております。ご覧になってくださった方もきっと胸を打たれると思います」と客席に呼びかけた。

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 黒柳は「12万枚の紙に描かれたものが、アニメとなって動いている。関わってくれた方々の努力は口で言い表せないもの。一生懸命描いてくださったと思うと本当に嬉しく思います」と感慨深げで、印象的だったシーンを聞かれると、役所広司が声を務めるトモエ学園の小林校長先生の登場シーンを回顧。「私に小林校長先生が『君は、本当は、いい子なんだよ』っていうシーンはとってもよかったです。私も小林校長先生にそう言われたことを、今になっても思い出すんです。そして『いい子であろう』とするんです」と話していた。

 原作は、黒柳が第二次世界大戦が終わる前の激動の時代を背景に、自身の幼少期をつづった自伝的ストーリー。1981年に出版され、累計発行部数800万部を突破。中国語、英語、フランス語、ヘブライ語など20以上の言語で出版され、世界累計発行部数は2500万部を突破し、今年10月には続編となる「続 窓ぎわのトットちゃん」も出版された。(取材・文:名鹿祥史)

 
   

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