史上初、2度めの満票MVPになった大谷翔平(写真・共同通信)
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平が、11月16日(日本時間17日)、今季のアメリカンリーグのMVPに選出された。日本人初となる本塁打王に加え、投手としても10勝5敗。史上初の2年連続「2桁本塁打、2桁勝利」を達成し、2年ぶり2度めの満票での受賞となった(満票での2回選出も史上初)。
これで世間の関心は、大谷が来季どのチームでプレーするかに絞られた。2度めの満票MVPで価値はさらに高まるはずで、10年900億円が最低ラインと見られている。はたして、世紀の二刀流はどのような決断をするのか。
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MLBの契約には、年俸と年数についての取り決め以外にも、さまざまな付帯条項がつくのが普通である。日本のプロ野球での契約は紙面1枚でカタがつくと言われる一方、MLBの場合は厚みが出るため、「契約書が立つ」と言われている。
MLBで付帯条項がつくようになったのは、FA制度が設けられた1970年代中盤あたりからと言われ、当時の内容は「本塁打●●本以上で●●万ドルのボーナス」といった成績によるものが多かった。だが、最近は付帯条項が「年々派手になっている」と言われている。