
ゴルフ場には様々な野生動物が出没する。日本のゴルフ場でもマムシ・ハブ注意の看板を見かけることがあるが、南アフリカとなると猛毒を持つ巨大なコブラだったりするから怖い。
ゴルファーたちがゴルフを楽しんでいる最中、女性用のティー・グラウンドに突如ケープコブラが現れた。しかもなんだか戦闘態勢にあるようだ。
だが人間に対して牙をむいてきたわけではなさそうだ。その瞬間をとらえた動画をよく見ると、なぜこのコブラが慌ててコース内に侵入したのか、そのヒントが隠されている。
ゴルフコースに突如侵入してきた巨大コブラ
11月11日、南アフリカ、ケープタウンにあるアトランティックビーチゴルフクラブで、信じがたい出来事が起こった。女性用のティー・グラウンド近くに、アフリカ最凶の蛇の一種、ケープコブラが姿を現したのだ。
この巨大なコブラは、攻撃態勢を取りながらコースに滑り込み、コースの看板に向かって何度も毒牙を突き刺した。

背後にマングースの姿が!
ケープコブラは、ブラックマンバとともに地域で最も多くの致命的な蛇咬傷を引き起こしている猛毒の蛇だ。極めて神経毒性が高く、人々が頻繁に訪れる家屋やその他の場所に侵入する傾向がある。だがどうして急にコース内に現れたのか?
動画をよく見るとそのヒントが隠されている。コブラの天敵とも言われるマングースが、後ろの茂みの中にいるではないか!

もしかしたらマングースと対面し、戦いの最中エキサイトしてコース内に侵入してきた可能性がある。あるいは形勢不利となったので、コース内に逃げてきた可能性もある。
この動画はインスタグラムで瞬く間に拡散し、多くのユーザーが恐怖と驚きの声を上げた。この投稿をInstagramで見る
「あのマングース、ちゃんと仕事してないな」、「怖すぎだ。このコースでプレイするのはごめんだ」、「ゴルフクラブでケープコブラと闘うには無謀すぎる」というコメントがあがった。
コブラとマングースの死闘
マングースは、コブラの毒に対してある程度の抗体がある。だがまったくノーダメージというわけではないそうだ。その高い反射神経と俊敏性でコブラの攻撃を巧みに避けながら、噛まれないように適度なタイミングで攻撃を仕掛け、まず頭部を狙っていくという。
一方コブラは、脅威に対して頸部を広げて威嚇する独特な態勢をとる。これは敵を威嚇し、攻撃を避けるための手段だ。
この戦いの結末は常に一方的ではない。コブラがマングースを撃退または捕食することもあるという。
written by parumo