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「あなたのことが大好き!」19年間鎖に繋がれていた盲目の牛、安住の地で愛情たっぷりのハッピーライフを堪能する

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 牛のヘレンは生まれつき目が見えなかった。そして生まれてから19年という長い年月を、鎖につながれて過ごしてきた。

 2022年9月、ヘレンは救出されてUncle Neil’s Homeで過ごすことになった。そこで彼女は幸せな「第二の牛生」を歩むことになったんだ。



19-Year-Old Blind Cow Loves To Hug Her Dad | The Dodo

 アメリカのニュージャージー州にある、家畜たちの保護施設Uncle Neil’s Homeで、ヘレンは愛情を受けること、そしてそれを与えることを初めて学んだ。

 施設の創設者であるライアンさん、スクーターさんを見つけると、ヘレンさんはすぐに近づいてハグを求め、身体をこすりつけて「大好き」という気持ちを表現するんだよ。

 ヘレンさんは保護されたとき、まだ首に鎖を巻き付けていた。彼女は19年という長い月日を、この鎖に繋がれたまま過ごしてきたのだ。

 生まれて初めて「自由」を得たヘレンさんは、目が見えない代わりに全身の感覚を使って世界を体験し始めた。

 ライアンさんたちは目の見えないヘレンさんのために、ソーラーパワーで水が噴き出すファウンテンや、風が吹く度に音を立てる風鈴を設置。これならどこに水があるか、自分の住まいがどこなのか、ヘレンさんはすぐにわかるから。

 鳥たちの鳴き声や干し草のニオイ。肌で感じるこの施設の「世界」は、彼女にとって新鮮で心地好いモノだった。

 身体をゴシゴシこするのが好きな彼女のために、小屋の入り口に歯ブラシが取り付けられた。中には新鮮な水や美味しいほし草が常に置かれていて、清潔で居心地の良い「家」になった。

 ライアンさんたちは、ヘレンさんが自立できる環境を整えることに注力した。ヘレンさんはここで初めて、「自分は安全で愛されている」ということを実感できたのだろう。

 ちなみにこの施設の名前Uncle Neil’s Homeの「ニールおじさん」とは、ライアンさんたちが飼っている保護犬の名前なんだそうだよ。この犬と出会ったことで、「他の生き物たちにも手を差し伸べたい」と思ったのが、Uncle Neil’s Homeを創設したきっかけだったんだそうだ。
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Uncle Neil’s Home | 501(c)3 Farmed Animal Sanctuary Ⓥ(@uncleneilshome)がシェアした投稿

 笑顔のステキなヘレンさん。来年のカレンダーにも登場するそうだ。
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 ヘレンさんや他の保護動物たち、そして「ニールおじさん」のハッピーライフは、InstagramやTikTokで日々更新されているよ。良かったら一度訪問してみてね。

written by ruichan


※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。
 
   

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