11月15日、「はじめしゃちょー」(登録者数1070万人)が制作に携わったゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』が、2024年2月15日をもってサービスを終了することが発表されました。(参考:公式ウェブサイト)
“開発部長”として制作に携わり、今年6月にリリース
「一緒にゲームを作らないか」と誘いを受け、はじめしゃちょーが“開発部長”として2年以上かけて「0から」制作に携わったのが美少女ホラーゲーム『かみながしじま』です。
昨年12月の制作発表の際、はじめしゃちょーは「ゲームとして面白いゲーム」を追求し、「純粋に僕が作ってみたいゲーム、これは僕が好きなゲーム、純粋にそういうのを言葉にして、話し合いして実現したゲームになってます」とコメントしていました。ゲームは今年6月6日にリリースされました。
リリース初期の不具合が影響か
15日に公開した動画ではじめしゃちょーは、自らの口からサービス終了を報告。「この期間遊んでくださった皆様、本当にありがとうございました」と感謝の弁を述べました。
「出だしはすごく良かったです」と振り返るはじめしゃちょー。サービス開始後、ゲームランキングで1位を獲得するなど好調な滑り出しだったと話します。はじめしゃちょーも安心したそうですが、その後ゲームのマッチング部分に問題がありうまく遊べない状況が発生していたのだとか。
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『かみながしじま』は、追いかける「カミ」1人に対して逃げる「美少女」4人の合わせて5人がゲーム上でマッチングして行ういわゆる「非対称型対戦ゲーム」といわれるもので、「カミ」としてプレイする人が非常に少なかったそう。そのため、そもそもゲームを遊べない状況が続いていたようです。これを受けてゲームを辞めてしまったユーザーも多くいるのではないかとはじめしゃちょーは話します。自身もリリース後にこの問題に直面して相当焦ったそうで、開発部に「なんとかなりませんか?」と相談したといいます。その不具合も含めた様々な問題の修正には多額の費用がかかることになるため、「これ以上サービスを続けるのが難しい」という経営判断になったそうです。
はじめしゃちょーは「悔しいです」と言葉を絞り出すとともに、現在も遊んでいるユーザーに対しての心苦しさも口にします。それと合わせて、「個人的にはすごくいいゲームができた」と充実感をみせ、開発に携わった人たちに対しての感謝の言葉も述べました。
「もしまた機会があればもう少しいいゲームができればいいなと思います」
ゲームは「1〜2年するとトレンドがめちゃくちゃ変わる」ことを実感したというはじめしゃちょー。今回のゲーム開発を総括して、シナリオなどでオリジナル性が出せたことや、従来の非対称型対戦ゲームと比較して目新しい要素を入れられたことを評価するとともに、初期のマッチングエラーや、ハイクオリティゆえのスマートフォンでの操作の煩雑性を課題にあげ、「もっとシンプルで良かったのかな」と反省する様子を見せます。
動画の最後には、「この企画で学んだことを生かして、もしまた機会があればもう少しいいゲームができればいいなと思います」とさらなるゲーム制作への意欲も見せています。
コメント欄には「ゲームを創るのにも大変なのにここまで盛り上げてくれたはじめん、関係者の方々これからも応援してます」「ゲームの流行を捉えて制作しないと売り上げが少ないんですね、、、」「いろいろ挑戦してたらそりゃコケることもあるさ!これを糧にまた頑張って」と労いの声が寄せられています。
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