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マツコも竹山も…気をつけろ、その「いびき」は死を招く!

SmartFLASH

マツコ

 

「壊れた洗濯機みたいないびきかくのよ、この人。『ガガガ! ガガガガッ! ガガガッ! ハァ〜ハァ〜』って」

 

 テレビ番組で、親友のミッツ・マングローブ(43)からとんでもないいびきの“騒音”を暴露された、タレントのマツコ・デラックス(46)。別の番組でミッツは「この人、死ぬんじゃないかしらと思った」とも語っている。

 

 ここ最近、よく耳にするのが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という言葉だ。文字どおり、睡眠時に呼吸が何度も止まってしまう病気だ。

 

 

「大きないびきをかいているかと思えば、それがピタリと止まり、10秒、20秒、あるいは1分以上もその状態が続きます。

 

 その間、呼吸が止まっているため、脳や体は酸欠状態に陥ります。その結果、睡眠の質が低下し、昼間に眠くなったり、だるくなったりするのです」

 

 そう説明するのは、睡眠専門クリニック「RESM新横浜」院長の白濱龍太郎氏。夜、寝ているはずなのに、日中に強烈な眠気に襲われるのは、この病気の典型的な症状のひとつだ。

 

「SASの患者数は、成人男性の3〜7パーセント程度と一般的にはいわれています。しかし近年、この病気の周知率が高くなったことで検査を受ける人が増えており、現在ではもっと多くの人がかかっていると考えられるようになりました。

 

 40代以上のアジア人男性の、3割から4割がSASの可能性があるといっていいでしょう」(白濱氏・以下同)

 

 40代以上の日本人男性は約3600万人。その3割となると1000万人を優に超える。なんともすごい数字である。芸能界を例にとってみても、多くのタレントがSASであることを明かしている。

 

 カンニング竹山(47)、Wエンジンのチャンカワイ(38)、安田大サーカスのクロちゃん(41)などは、出演した番組や本人のブログでSASと診断されたことを語り、睡眠の際にはCPAPと呼ばれる治療器具をつけていると告白している。

 

 前出のマツコ・デラックスもテレビ番組で「たぶん病院行ったらそう(SASと診断される)」と、SASの可能性に言及した。

 

 この顔ぶれからは「アラフォー以上で肥満体型ぎみの男性」という、SAS患者のひとつの傾向が見えてくる。

 

「肥満で首に脂肪がつくことや、加齢により首や喉のまわりの筋力が落ちることで、気道が狭くなるためです。そもそもアジア人は欧米人に比べて顎が小さく、鼻が平べったいこともあり、SASになりやすいのです」

 

 太っていないから安心とも言っていられない。先日、SASと診断されたことをラジオ番組で語ったのは、とくに肥満とはいえない、おぎやはぎの矢作兼(47)。

 

 かなりの重症で、CPAPを使用したところ「すごい、脳に酸素が入っていく感じ」だったという。

 

「肥満の方にSAS患者が多いのは確かですが、痩せ型の患者もたくさんいます。もちろん男性だけでなく、女性も閉経後の体質変化により、SASになる人が増えます。

 

 脳の呼吸中枢の機能異常が原因で起きるものもありますが、全体の約9割、つまりほとんどの人が、気道の閉塞が原因によるものです」

 

 さらにSASは、ほかのさまざまな病気の原因になると考えられている。

 

「呼吸が止まると、血中の酸素濃度が下がります。正常な人の酸素濃度は96パーセント以上ですが、重症の方ではあっという間に50パーセント台になることもあります。これは、エベレストの山頂にいるのとほぼ同じです。

 

 その結果、不整脈や心筋梗塞、脳卒中など循環器系の病気のリスクが何倍にもなります。また、動脈硬化や糖尿病、高血圧などの合併症にもつながります」

 

 欧米では、心臓麻痺による死亡は、まずSASが原因かを疑うという。

 

「うつ病とSASにも深い関係があることが知られています。眠気や倦怠感、集中力の低下など、症状が似ており、SAS患者がうつ病と診断されることもあります。

 

 さらに、性欲の低下との関連も指摘されています。欧米ではSAS患者の4分の1がEDであるという報告もあります」

 

 SASは、万病のもとといってもよさそうだ。

 SASであるかどうかは、睡眠中の無呼吸や、低呼吸の回数で決まる。その回数が1時間あたり5回を超えればSASと診断され、30回以上ならば重症だ。前出の矢作は診断の結果、無呼吸・低呼吸が1時間に55回だったという。

 

 呼吸中は激しいいびきをともない、突然、止まって無呼吸状態になる。その時間は10秒以上、長いときには2分間に及ぶことがあるという。

 

 ミッツが見た「(マツコが)死ぬんじゃないかしら」と思ったのが、まさにこの状態だ。

 

「家族など、同居している人がいれば、SASが発見される確率は高いのですが、そうでない場合が問題です。自覚症状がなく、徐々に症状が悪化して、深刻な事態を引き起こすケースが多いのです」

 

 白濱氏監修のもと、本誌はSASのセルフチェックリストを作成した。3つ以上あてはまる場合は、専門医のいる病院へ、ゴーだ。

 

チェックリスト

 

(週刊FLASH 2018年12月18日号)

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