世界的なホテルチェーン・ヒルトンのYouTubeチャンネルで公開されたCM動画が批判を集めています。
ヒルトンのCM
問題となっているのは、10月24日に公開された「ヒルトン『とまるところで、旅は変わる。予定でいっぱいの休暇』篇」というCM動画です。
動画は旅館らしき宿泊施設で、着物姿の女性従業員が「ご入浴は5時~11時までになります」「ご夕食は6時にお部屋にお持ちいたしますので必ず9時までに食べ終えてくださいませ」など、スケジュールについてまくし立てるところからスタート。
客のカップルが困惑の表情を浮かべると、「せっかくの休みなのに、まったくゆっくりできないとき」とナレーションが入り、カットが高級感漂うヒルトングループのホテルに変わります。そこで、ヒルトンであればディナーの時間をズラせるという提案があって、カップルが喜ぶという流れです。
再生旅館を小馬鹿にしている
この動画に対して13日、京都にある旅館が公式Xで「ヒルトンの動画がひどいと旅館協会で話題。旅館を馬鹿にしています」と投稿。「天下のヒルトンが相手を貶めてやることか!?」と怒りの声を上げました。
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これを受けてか、別のユーザーからも「Hiltonはわざわざ旅館を小馬鹿にしているような動画作って楽しいのかな? そんな想いが透けてみえるホテルブランド、中身は良いかも知れんけど 好きになれる訳ないやん」「旅館は融通効かなくて、ホテルは顧客に寄り添うみたいな演出が悪質すぎる」と批判が続出することに。
ヒルトンの動画がひどいと旅館協会で話題。旅館を馬鹿にしています。
旅館の悪いところを集めれば確かにそうかもしれません。だけどホテル、旅館それぞれに特徴があってどちらを選ぶかはその時の旅の目的によります。
天下のヒルトンが相手を貶めてやることか!?https://t.co/NEp8QeujBq
— 京都の旅館こうろ【公式】ryokankohro.eth (@RyokanKOHRO) November 13, 2023
動画のコメント欄でも、
いつでもご機嫌な朝食や夕食、酒を用意してくれんのかい? いつでも風呂に入れてくれんのかい? 出来もしないことをCMにしないでほしい。
さすが外資系、日本人に受けない広告を打ってくるな。
ヒルトンはん、ディナーの時間ずらしてくれるんやて。じゃ 深夜4時のディナーでいけまっか?
など、批判の声が続出する事態となっています。