
忙しいときは猫の手も借りたいというが、猫の口も有能だった。ある飼い主女性は慢性の皮膚疾患があるため、たくさんの絆創膏を貼らなければならない。
絆創膏を傷口に貼るためにはまず、テープからはくり紙をはがさなければならないのだが、これが結構面倒くさい。
女性の猫はなんとその口で、はくり紙をはがすお手伝いをしてくれるのだ。
絆創膏のはくり紙をはがすお手伝いをする猫
この女性は皮膚、関節、血管など全身的な結合組織がもろい「エーラス・ダンロス症候群 」という遺伝性疾患を持っている。そのために皮膚が裂けて出血してしまうため、絶えず傷口に絆創膏を貼らなければならない。
プリンという名のメスの黒白柄の猫は、女性が常に絆創膏を貼る作業をそばで常に見ていた。そのために絆創膏を貼るまでの手順を学んだのだろう。
ある日女性はプリンに「はがすのを手伝ってくれない?」とたずね、絆創膏を近づけたところ、はくり紙を口をつかって上手にむいてくれたのでびっくりしたという。
それ以来、プリンは有能なアシスタントとなり、絆創膏を貼る作業を行っていると自主的に手伝ってくれるようになったそうだ。

この女性はもう1匹、ポップコーンという猫も飼っているのだが、こちらはプリンほどではないが、気が向くとやはり絆創膏のはくり紙をはがすお手伝いをしてくれるという。

探求心溢れる猫は、物の仕組みを理解するために常に観察を行い、自主的に実験を行ったりなんかもする。
この女性の猫たちも、絆創膏を貼るという作業の工程を観察し、はくり紙の剥がし方を理解したのだろう。
困ったときには猫の手も猫の口も借りられるなんて素敵やん。
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written by parumo