
インターネットで使用される最も強力な暗号は、おしゃれなインテリア照明「ラバライト」の動きによって生み出されているという。
『IFL Science』『Atlas Obscura』などの海外メディアが報じた。
■ネット全域の10%をカバー
「インターネットの一部がラバライトによって暗号化されている」というのは新手の陰謀論などではなく、実際にインターネットセキュリティ会社「CloudFlare」が自社で行っている取り組みの一つだ。
同社は「強力な暗号化には予想不能で混沌としたデータの生成が必要で、物理世界の出来事の多くは予測不可能なため、『現実世界』が最も優れたランダム性のソースであることが判明しました」と述べた。
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そして、ラバライトを使用してインターネットの最大10%を暗号化することが可能だと、サイト上で説明している。
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■予測できない動きが重要ラバライトは、ラバランプまたは溶岩ランプなどとも呼ばれ、1960年にイギリスで発明されて以来、国内でもインテリア照明として家具店や雑貨店でさまざまな種類のものが販売されている。
Lava(溶岩)という名前の通り火山の溶岩をイメージしており、容器の中に封入された水とワックスが照明の熱で対流を起こし、その動きを鑑賞して楽しむというものだ。