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長嶋一茂、あの「やらかし感」が高視聴率に結びつく

SmartFLASH

 

 ミスタープロ野球・長嶋茂雄氏(82)を父に持つ「生粋のボンボン」長嶋一茂(52)が、大ブレイク中だ。20代のころからキャラは変わっていないのに、突然テレビ番組に引っ張りだこになっている。

 

「出演する番組は平均視聴率が2パーセント上がるといわれ、いま最も視聴率を持つ男として評価されています」(芸能関係者)

 

 

 52歳にして突然ブレイクした一茂を、昔から知る人たちはどう見ているのか。立教高校・立教大学野球部の後輩で、元日本ハムの矢作光一氏(51)は語る。

 

「最近の長嶋さんは、立教時代のキャラを取り戻してきているように思います。もともと自然体で、すべてにマイペースな人だったけど、テレビを見てるとぎこちない時期もあった。今はすごく自然で伸び伸びコメントしてますよね」

 

 世間では、浮世離れしたお坊ちゃんと見られがちだが、意外な一面がある。

 

「チャランポランに見えて、きれい好き。寮の部屋はちゃんと片づけて、洗濯も自分で小まめにやる。流行りのバットに左右されず、型が古くても愛用の品をずっと使っていました。がさつどころか、こだわりのある繊細な人です」

 

 一茂は1996年に球界から引退し、タレントに転身。俳優業にも力を入れた。

 

「野球の話だからとオファーしたら、演技力もしっかりしていて、見事にハマりました」

 

 そう語るのは映画監督の井坂聡氏(58)。2002年、一茂の初主演映画『ミスター・ルーキー』で、彼を抜擢した人物だ。巨人に所属した一茂が、阪神タイガースの選手を演じるという設定も評判を呼んだ。

 

「選手の役で出演してもらった広澤克実さんが『顔よし、背は高い、これで野球さえうまけりゃなあ……』と、からかってたのを覚えてます」

 

 一茂の人物を物語るエピソードがある。

 

「衣装合わせのとき、ユニホームは自分で必ず着るし、グラブなど使う道具には自分で名前を書く。でもそれ以外はいっさい人まかせ。

 

 舐めてた飴をマネージャーに捨ててもらっていて、自分で捨てろよと(笑)。でも偉そうではなく、あっけらかんとした感じで、印象に残っています」(井坂氏)

 

 歯に衣着せぬ、というより、的外れな発言もしばしばな、「天然」の二世が、平成の終わりに突然支持される理由とは? テレビウオッチャーのペリー荻野氏に聞いた。

 

「一茂さんって、三振かホームランというタイプなんですが、ムダ球をバンバン打つ。そこにやらかし感がある。でも、つまりは、ホームランを打つかもと期待させる、おもしろいバッターなんですね。

 

 ここ最近、『炎上』という事態がよく引き合いに出されるけど、彼には炎上しても変わらない強さ、耐性がある。物を知らず、めちゃくちゃな言動をしても、批判を気にしなくていい。使う側としてはすごく頼りになりますよ」

 

 長嶋一茂は炎上を気にせぬ、鈍感な(いい意味で)男だ。みんながギスギスしている時代に、だから一茂は好かれるのだろう。

 

(増刊FLASH DIAMOND 2018年11月10日号)

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