ノーハンドは正しいジャッジだったのか。
Jリーグは9月30日、J1第29節の札幌対柏(1-2)を開催。この試合の75分のシーンが、DAZN配信の『Jリーグジャッジリプレイ』最新回で取り上げられた。
札幌の攻撃の場面で、ゴール前へのロングボールに柏DF片山瑛一がペナルティエリア内で反応。クリアしようと蹴ったボールが自身の手に当たった。しかし、ノーハンドの判定となり、ゲームは続行された。
SNS上でもPKではないか、との疑問の声が上がったこのシーン。ゲスト解説で番組に出演した元国際審判員の家本政明氏は、きっぱりと「正しいジャッジ」とし、「意図的にプレーしたものが偶発的に自分の手に当たった。これは正しく判定されたシーンですね。多くのレフェリーもそう思っていると思う」と述べた。
【動画】PA内でボールが片山の手に当たったシーン
また、逆にハンドとなるケースも解説。こう語った。
「(ハンドになるのは)ただ単に、プレーをしたと判断されなかった場合です。それは足からであろうが、お腹から腕だろうが、それはプレーをしたとは言わないよねと判断される場合に関してはハンドの反則になります」
重要なのは片山が意図的にプレーしたかどうか。家本氏は続けて、「難しいですけどね。(片山が)こんなに大きく手を広げていて、何が違うんだと言われるかもしれませんが、ポイントは意図的にプレーしたのか、そうじゃないのか、というところです」と改めて強調した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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2023年10月3日