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『ヒプノシスマイク』と『Paradox Live』が激突! アニメにおける“ラップ”を考える

Real Sound

 閑話休題。さすがにラップをメインで扱った作品が同じクールにふたつも並び立つことはありませんでしたが、それまでにもTVアニメでラップは登場していました。もちろん主題歌だけではなく、劇中でキャラクターが披露するものも含めて、です。特に2018年の『ゾンビランドサガ』第2話におけるさくらとサキによる「DEAD or RAP!!!」は鮮烈で、覚えている方も多いでしょう。

 それ以前にも、例えば2016年に『あんハピ♪』や『ガーリッシュ ナンバー』でもラップ、およびその要素が強い挿入歌はありました。しかしラップバトルの描写が増えたのはその後。2022年春クールには、なんと『パリピ孔明』を筆頭に『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』『阿波連さんははかれない』『なならき ~Seven Lucky Gods~』『かぎなど』など大量の作品でバトルが展開されました(『かぐや様』はバトルと言うか……ですが)。

 この変化は、やはり2015年9月に始まったTV番組『フリースタイルファンジョン』の影響でしょう。1対1でラップをぶつけ合うラップバトルの存在が多くの人に認知され、アニメ(およびその原作)にもその影響がやってきた、そして『ヒプマイ』や『パラライ』といったプロジェクトもその影響下にあると推測されます。

 そして2019年には『おはスタ』内でラップをテーマに、木村昴や濱野大輝、本渡楓といったラップに縁のある面々をキャスティングした『Bラッパーズ ストリート』が1年放送されます。同作にはCreepy Nutsがゲスト出演しましたが、2020年代に入るとそうしたHIPHOP畑の人がアニメに関わることが一気に増加。『オッドタクシー』ではMETEORがヤノとして韻を踏みまくり、呂布カルマとMr.Qは先述した『なならき ~Seven Lucky Gods~』でラップバトルを繰り広げました。

 2023年もBAKU(KAIKOO)が作曲・編曲した『#ウマRAP』が『うまゆる』を彩り、ラッパーのSAMは『いきものさん』10話で副音声を担当し、雨にまつわる怒涛のラップで見事に物語の補完。本職の人々の、アニメへの関わり方も多様化しているようです。

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 このようにアニメにおけるラップ、およびラップバトルの歴史は意外と長いのです。そのため『ヒプマイ』や『パラライ』が揃う今期はさらなるブレイクスルーがあってもいいのでは。例えば両作品によるコラボ……はすでに『ヒプマイ』が『KING OF PRISM』とやってしまったので、ガチMCバトルイベントとか。『アイドルマスター』と『ラブライブ』という2大アイドルコンテンツによる歌合戦が開催される時代ですし、ラップアニメでもいよいよそうした壁がなくなる展開を期待したいところです。

(文=はるのおと)

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