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『リバイバル69』主催者が明かす裏側 大トリをめぐりジョン・レノンとドアーズが一悶着

Real Sound

ジョン・ブラウワー ©ROCK N’ ROLL DOCUMENTARY PRODUCTIONS INC., TORONTO RNR REVIVAL PRODUCTIONS INC., CAPA PRESSE (LES FILMS A CINQ) 2022

 10月6日に公開されるドキュメンタリー映画『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』。フェス主催者のジョン・ブラウワーが当時の裏側を語った。

 参考:【写真】『リバイバル69』ポスタービジュアル

 本作は、ロックンロールの復活を謳った音楽フェスティバル「トロント・ロックンロール・リバイバル」の真実に迫るドキュメンタリー映画。チャック・ベリー、リトル・リチャード、ジーン・ヴィンセント、ジェリー・リー・ルイス、ボ・ディドリーらロックの創始者だけでなく、シカゴ、ドアーズといった当時大人気だった大物や無名時代のアリス・クーパー、さらにはエリック・クラプトンらを率いたジョン・レノンまでもが急遽参戦し、新旧ロックスターたちによるパフォーマンスが繰り広げられた。そんな「トロント・ロックンロール・リバイバル」の舞台裏を、未公開のバックステージやコンサート映像、当事者たちが初めて語るエピソードとともに映し出す。

 当初はロックレジェンドが一堂に会したフェスになる予定だったが、チケットが売れず、ブラウワーはその原因をスーパースターがいないことだと考え、当時キャリアの全盛期を迎えていたドアーズをバイク集団から多額の借金をしながらもブッキングに成功。しかし、それでもチケットは売れなかったため、ブラウワーは藁をも掴む気持ちで急遽レノンとオノ・ヨーコへ打診し、急遽参戦することが決定して無事チケットは完売した。

 しかし当日まで誰が大トリを務めるかをもめていたそうで、「ドアーズが出演することが決まっても、チケットは売れずショーが頓挫してしまうかもしれない危機的状況だったことから、リバイバル当日、ドアーズのマネージャーとジム・モリソンはドアーズがトリをつとめることに不安を感じていたんだ。ジョン・レノンらの演奏が終わった途端、客が帰ってしまうのでは危惧していたんだね。そこで、ジョン・レノンにトリをつとめて欲しいとモリソンらは相談するんだが、そもそもジョンは緊張していてそんなところではなく、両者譲らないんだ。両方が話し合っているところに、リトル・リチャードが割って入り”私がトリをつとめるよ。私がキングだからな”と二人のお尻を叩いたんだよ」とブラウワーは語る。

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 そんなこともあってか、最終的に大トリを務めたドアーズのコンサートに関しては、映像撮影が許可されなかった。同フェスの翌年の1970年12月12日に、ニュー・オリンズで行われたライブがラストライブとなったドアーズ。本編では、「ここに居られるのは本当に名誉なことだ」など、ジム・モリソンが心境を語る音声が使われている。

(文=リアルサウンド編集部)

 
   

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