
9月15日に公開しアニメファンや岡田麿里監督のファンに熱く指示され人気沸騰中の映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の主題歌『心音(しんおん)』とそのカップリング曲『有謬(うびゅう)の者共(ものども)』、そして前作シングル『倶(とも)に』を加えた3曲のサブスクリプション配信(サブスク)が本日、中島みゆき史上最速でスタートされた。
※“倶”は正しくは旧字体表記

中島みゆきのサブスクといえば、昨年2022年11月に過去のシングル曲(全91曲)の解禁が話題となったのが記憶に新しい。シングル曲のみとはいえ『糸』『時代』『ファイト!』、ミリオンヒットとなった『地上の星』『空と君のあいだに』『浅い眠り』など日本のJ-POPシーンを代表するそうそうたる楽曲が解禁。
アルバムの全曲解禁ではないものの大反響となり、どの曲も「プレイリスト入り確実」とリスナーからの喜びの声がSNS上に溢れた。今回、なんと発売して2週間という短いタームで最新作のシングル『心音(しんおん)』収録の2曲と発売から9カ月遅れの『倶(とも)に』が同時解禁となった。
中島みゆきにとって『心音(しんおん)』は初のアニメ主題歌という初めてのアニメ作品への挑戦であり、新しいリスナーとの出会いのチャンスであったことも、サブスク解禁の前倒しになったひとつの理由だろう。CDジャケットも中島初のアニメ画像とアニメファンに寄り添ったものなっており、映画公開中に少しでも多くのリスナーに届けていきたい姿勢を感じることができる。

広告の後にも続きます
今作は中島が惚れ込んだ台本を書き下ろした岡田麿里監督渾身の作品で、主人公の14歳の少年少女達が、時が止まり、変化を禁じられた世界で悩み、奮闘し、恋する衝動を武器に世界を壊していく青春群像劇の主題歌。テレビCMやYouTubeでの予告編などで「未来へ 未来へ 君だけで行(ゆ)け」のフレーズを誰もが一度は耳にしたことがあるのではないだろうか?
この力強いフレーズとともに、映画に登場する人物、そして、映画を観る人達全ての勇気を鼓舞するように心に響いてくる。まさに今回この映画『アリスとテレスのまぼろし工場』のエンディングとして完全に映画の一部となっており、映画を観たユーザー全てを包み込み、この映画の世界とこの映画を体験する現在(いま)の時代を生きる人たちの心を繋ぐ一曲になっているのはSNSに寄せられている多くのコメントからも間違いないことだろう。
映画を観ていない方はぜひ聴いてから劇場へ、そして観た方も改めて『心音(しんおん)』に心のチューニングを合わせて映画の世界と中島みゆきの心を揺さぶる歌声を両方堪能してもらいたい。
また、昨年末に感動を巻き起こした吉沢 亮主演の人気医療ドラマ『PICU小児集中治療室』主題歌の『倶(とも)に』も満を持しての配信。『倶(とも)に』のミュージックビデオは現在200万回再生を越えており、こちらもファンの要望に応える形でのサブスク配信となった。
ただし、中島みゆきのシングル曲はあくまで“中島みゆきの歌の世界への入り口”。今作で中島みゆきの歌に興味を持たれた方はぜひ、現在44枚リリースしている中島みゆきのアルバム作品の世界へ一歩踏み出してもらいたい。
また、今月13日に発売し、やっとリスナーの手元に届いたニューシングル『心音(しんおん)』のカップリング楽曲『有謬(うびゅう)の者共(ものども)』。今回、この曲もサブスク配信すると同時に歌詞付トレーラーが本日公開された。