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「罰当たり」人気お守りの転売にネット怒り…住職が明かした“苦悩”とオンライン販売しない“理由”

女性自身

 

いっぽう因幡堂では郵送対応でお守りを販売しているが、転売対策ということなのだろうか? 本誌は9月25日、因幡堂の住職に意図や経緯など話を聞いた(以下、カッコ内はすべて住職)。

 

まず住職によると、猫のお守りが転売される以前から、すでに御朱印帳などのアイテムがフリマサイトに出品されていたとのこと。その上で、郵送対応を導入したきっかけをこう語った。

 

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「最初、予想以上に大勢の方がお守りをご購入しにお寺に来られ、その際に売り切れてしまったんです。再入荷するまでお待たせしてしまうのに、もう一回来て下さいと言うわけにはいきません。それで、郵送でも対応しますという形にさせていただいたんです」

 

当時は「一人3体まで」と購入制限を設けていたが、すぐに在庫がなくなってしまったとのこと。それでも希望する人の手に渡ってほしいとの思いで、お守りの在庫を増やしたという。

 

「安定的に販売できるよう業者さんにお願いしましたので、よっぽどのことがない限り数を制限することはいたしません。仮に『100個ください』と言われたら慌てますが、常識の範囲内で買われる分にはすぐに在庫切れにならないようにはなっております」

 

 

■動物デザインに込められた思い「小児病棟で持っていてもおかしくないお守りに」

 

今回注目を集めたのは、猫6匹の「6猫」にかけた「無病守り」。’22年2月22日の“猫の日”から販売をスタートさせたが、こちらもすぐに売り切れてしまったという。

 

「お寺の方に直接お越しいただいても対応できなくなりましたので、猫のお守りも郵送対応を開始いたしました。たしか’22年3月には、郵送対応を始めていたかと思います」と、住職は振り返った。

 

また、動物のデザインが施されたお守りを販売しているのは、“理由”があるという。

 

「猫のお守りが誕生する以前から、『子供が小児病棟で持っていてもおかしくないお守りがほしい』というお声があったんです。小児病棟に『がん封じ』と書かれたお守りがぶら下がっていると、やっぱり気になるということで。

 

最初は病気が飛んでいくという意味と、幸せがくるという意味を込めてインコのお守りを作りました。そうすると今度は文鳥を飼われている方から『文鳥がほしい』など、ご自分の飼われているペットのお守りを付けたいという希望が多く寄せられたのです。

 

もともと『無病守り』を作りたかったことと、小児病棟でも置いておけるお守りにしたいという思いが前提にあったので、それなら猫にしようと決めました」

 

だがそうした思いとは裏腹に、お守りはオークションサイトに出品されてしまう事態に。住職は、その苦悩をこう語る。

 

「酷いものですと1体あたり数千円など、『この値段で出されたら困る』というようなものもありました。やっぱりお守りというものは、様々な思いで買われていると思います。お守りだけが独り歩きしてしまうのは、お寺としても困りますので……。とはいえ、転売に関して厳しく禁じるつもりはなかったので、お寺の方で可能な限り対応しようと考えました」

 

 

■「“お守りがほしい”という方は、郵送という手間をかけてでも購入されます」

 

では郵送対応を導入したことで、転売は減っただろうか?

 

「あまりにも酷い金額で転売されるというのはなくなりましたが、ネットショッピングに慣れていらっしゃる方も多いかと思います。一部ではネット上で出品されたものを購入されているのかなという印象を抱くこともありますが、転売されることは若干減っているように感じます」

 

なお因幡堂では、オンラインでの販売は行っていない。その理由について住職は、「間違いがあると困るので、購入を希望する人には現金書留で代金と返信用封筒を入れて送ってもらっております。そうするとまず間違いがないですし、返送するのも早いんです」と説明する。

 

最後に、住職はお守りに対する思いを改めて語った。

 

「“お守りがほしい”という方は、郵送という手間をかけてでも購入されます。反対に“ストラップ代わりにつけたい”という感覚の方は、ネットで購入される方もいらっしゃるでしょう。お寺として『これはお守りです』と目くじらを立てるのも、大人げないかなという気もしますので。用途をお守りとされる方には、『お寺でご購入ください』の気持ちでいいのかなと思っています。ストラップ代わりなどの目的でほしいのなら、『お寺は関わりありません』といったスタンスです」

 

現金書留での郵送対応はアナログともいえるが、“お守りを求めている人に届けたい”との思いが詰まった工夫だったのだ。

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