10位:奥寺康彦
ヨーロッパ各国のクラブがしのぎを削る世界最高峰の舞台がUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)。数多くの日本人選手がその舞台に立ち、印象的なゴールを決めてきた歴史がある。今回は、同大会における日本人の得点数をランキングで紹介する(成績は『transfermarkt』を参照。出場試合数、出場時間が多い選手を上位とする)。
生年月日:1952年3月12日
CL出場クラブ:1.FCケルン(ドイツ)
CL通算成績:2試合1得点
代表通算成績:42試合9得点
日本人で初めてヨーロッパのプロサッカークラブでプレーしたパイオニア的存在であり、“東洋のコンピューター”の異名で活躍したのが奥寺康彦だ。
77/78シーズンから80/81シーズンまで4シーズンに渡ってブンデスリーガの1.FCケルンでプレーし、本職の左WGだけでなく守備的MFとしてもプレー。77/78シーズンのブンデスリーガ、ドイツカップ優勝に貢献している。
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翌78/79シーズンのUEFAチャンピオンズカップ(現:UEFAチャンピオンズリーグ)では準決勝に進出し、イングランドのノッティンガム・フォレスト戦と対戦。奥寺は途中出場ながら得点を決め、これが同大会におけるアジア人初ゴールとなった。
その後、ヘルタ・ベルリンを経て81/82シーズンからはヴェルダー・ブレーメンに所属した奥寺は、同クラブでは左右のウイングバックや守備的MF、時にはCBとしてもプレー。複数ポジションをこなす貴重なユーティリティープレイヤーとして、ブレーメンでは5シーズンに渡って主力として活躍したレジェンドである。
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歴代最高は? 日本人欧州CL得点ランキング1位
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9位:奥川雅也
生年月日:1996年4月14日
CL出場クラブクラブ:レッドブル・ザルツブルク(オーストリア)
CL通算成績:7試合1得点
代表通算成績:A代表出場なし
15年夏に、19歳で京都サンガからオーストリア・ブンデスリーガの強豪レッドブル・ザルツブルクに移籍したのがMF奥川雅也だ。
ローン移籍で加入した同国のFCリーフェリングやSVマッテルスブルクなどで成長を重ね、19/20シーズンにザルツブルクに復帰。同シーズンは日本代表FW南野拓実やノルウェー代表FWアーリング・ハーランドらと共にプレーし、リーグ戦23試合に出場して9得点6アシストを記録。オーストリア・カップでも5試合に出場し2得点で優勝に貢献している。