今夏の補強不足で戦力は低下している
ドイツ・ブンデスリーガも開幕から5試合が消化されたが、まだ未勝利のクラブが5チームある。最下位マインツ、17位ダルムシュタット、16位ケルン、15位ボルシアMG、14位ボーフムの5チームだ。
中でも気になるのが、日本代表DF板倉滉が所属するボルシアMGだ。
ボルシアMGといえば、今夏に複数の主力を手放している。レヴァークーゼンにFWヨナス・ホフマン、インテルにFWマーカス・テュラム、ドルトムントにDFラミ・ベンゼバイニ、カールスルーエにMFラース・シュティンドルだ。このうちテュラム、ベンゼバイニ、シュティンドルはフリーで手放しており、売却益を確保できなかったのだ。
このことから、ボルシアMGには開幕前から不安の声があった。ここまでの5試合は2分3敗の成績となっており、その不安が当たってしまっている。板倉はセンターバックとしてフル稼働しているが、守備の方も5試合で13失点と非常に不安定だ。
昨季は欧州カップ戦出場権獲得も目指せるなんて期待の声もあったが、今季はひとまず残留を勝ち取らなければならない。先日にはライプツィヒに0-1で敗れたが、ここからのボルシアMGはボーフム、マインツ、ケルンと未勝利チーム同士の直接対決に臨む予定となっており、その次もハイデンハイムとの対戦だ。この4試合で白星を稼ぎたいところだが、ボルシアMGの初勝利はいつのことになるのか。今夏の補強不足が厳しい結果に繋がってしまっている。