たった13試合でこの数字
クリスティアーノ・ロナウドがサウジアラビア、リオネル・メッシがアメリカへ渡ったため、今季の欧州チャンピオンズリーグはロナウド&メッシが不在だ。新たな時代の幕開けであると同時に、寂しさを感じているサッカーファンも多いだろう。2人は長らくCLを盛り上げてきた特別なスターだった。
その中で数多くの記録が生まれてきたが、メッシならばドリブルの数が目を引く。英『Squawka』が過去の成績を振り返っているが、メッシは2014-15シーズンにチャンピオンズリーグだけで92回のドリブルを成功させている。
2014-15シーズンといえば、バルセロナにてルイス・スアレス、ネイマールらと形成したMSNが猛威を振るったシーズンだ。圧倒的な力で当時のCLを制しており、メッシも13試合の出場で92回のドリブルを決める異次元な数字を残している。
ちなみに、このシーズンのメッシはリーグ戦でも174回のドリブルを成功させている。1シーズンの数字とは思えぬ成功数で、分かっていても止められない領域にあったことを示している。
他にもCLでは2010-11シーズンに79回のドリブルを成功させており、このシーズンもバルセロナはCLを制している。試合数が多い方がドリブルの数も増やしやすいのは当然だが、やはりメッシの力は特別だ。
例えば昨季はレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールがCLで最多のドリブル成功数を記録しているが、それでも回数は47回に留まる。その前の2021-22シーズンはバイエルンFWキングスレイ・コマンがトップで37回、2019-20シーズンはメッシが最多の57回を記録している。
若い頃のメッシは今よりもスピードがあり、ドリブルは最大の武器となっていた。世界最高峰の舞台であるCLでここまでドリブルを成功させる選手は今後出てこないかもしれない。