
豊島区東池袋の「サンシャイン水族館」において、秋の夜長に恐怖の夜間特別営業「TERROR Night Aquarium(テラーナイトアクアリウム)」が2023年11月26日(18:15~21:00)まで開催されています。期間中18:00までは通常展示です。
同館の夜間特別営業では、これまでいろいろなテーマを扱ってきましたが、今年は見た目や捕食方法が“怖い”生き物や、可愛らしい姿の裏に隠された“怖い”一面など、生き物たちの “怖い” にスポットを当てています。さらに、なぜそのような一面を持っているのか、解説パネルや映像を通じて生き物の生体的特徴なども学べる内容となっています。館内最初の水槽では、怖いといえば思い浮かぶアマゾン川最恐の肉食魚「ピラニア ナッテリー」と「カンディル」を期間を分けて展示します。内覧会時はピラニアでした。

展示風景:ピラニアの仲間
photo©️saitomoichi
夜間特別営業の時間帯には、通常営業時とは全く異なる妖しいライティングやBGMで怖い雰囲気を盛り上げます。

展示風景:赤いライティングの水槽の様子
photo©️saitomoichi
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丸山克志館長は展示の主旨を「タイトルの “TERROR(恐怖)” は、知らないからこそ怖いと感じる感情のことを指す。生き物の未知の部分を面白く伝えていく展示だが、その知らないところこそが生き物たちが命をつないでいくための工夫の結果。その工夫は生き物それぞれに違いがあって、それが多様性につながっている。人間は社会の仕組みや人々が協力し合うことで多様性を補い、さらに生きる意味を求めるというややこしい動物だが、動物たちの多様性や生きるための工夫は、私たちの土台としても重要だということを感じてもらいたい」と話しました。
展示は、特徴をとらえたイラストと解説パネルが印象的です。

展示風景:コブダイ
photo©️saitomoichi

展示風景:ミズダコ
photo©️saitomoichi

展示風景:イカの仲間
photo©️saitomoichi