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ちょっと新鮮な食感!大切にしたい郷土のおやつ「あずきでっち」/【連載】達人おすすめのお取り寄せ

おいしいマルシェ

ショップの「なみへい村の故郷便」は郷土の食の伝承と地域特産販売で、安心安全の手作り商品を、 主に小規模生産者の美味しい物を中心に紹介しているサイトです。

その中で今回ご紹介する郷土料理は、秋田県雄勝郡東成瀬村の「あずきでっち」です。

一見、羊羹かういろうか又はおはぎを連想しますが、実際に食べてみるとあんこともち米がミックスされているなんとも言えない食感。

この東成瀬村は、奥羽山脈を境に岩手県・南は宮城県に接し、総人口約2,500人の小さな村だそうで、村の総面積203.69k㎡のうち、93%を山林原野が占める、栗駒国定公園の山々に抱かれた自然豊かな村。

中央部を流れる成瀬川の清らかな水源にはイワナやヤマメが泳ぎ、蛍が飛び交い、空には満天の星たちが輝く。気候は年間通して冷涼で、冬の積雪は2m、多いときは3~4mにも達する特別豪雪地帯だそうです。

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まさに風光明媚な栗駒山脈に抱かれた日本の原風景が、いまも残る村ですね。目を閉じると景色が浮かんでくるようです。

「あずきでっち」は、この土地で、昔から田植えや稲刈りなどの共同作業のあとの「ゆいっこ」や、お祭りごとや家の行事のときにみんなで食べたそうです。

ちょっと横道にそれますが、たとえば自分の家の田植えや稲刈り作業が終わると、まだ終わっていない農家に手伝いに行き、適期に終わるように助けあう。当然それにはお返しがあり、自分が忙しいときに手伝いに来てくれる。これを「ゆいっこ」と呼んだそうです。

「あずきでっち」の名の由来は、あずきともち米を棒で「でっち、でっち」と音を立てながら練って作られることからとも言われています。あずきともち米は腹持ちもいいので、農作業の休憩用にも重宝されているそうです。

材料はいたってシンプルですが、東成瀬村ではそれぞれの家庭で作り方の工程や大きさ、見た目なども違い、「各家庭のお母さんの味」になるそうです。

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