◆ドンチッチのケガについては「ここで前進を続けていくことで、彼がプレーする準備をしていければいいね」
9月24日(現地時間23日、日付は以下同)。NBAインサイダーのマーク・スタイン記者のポッドキャスト番組“The Saturday Stein Line with Marc Stein”の最新エピソードが公開され、ダラス・マーベリックスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)がゲストとして出演した。
マブスは今月28日にトレーニングキャンプが始まり、10月6、8日にアラブ首長国連邦でミネソタ・ティンバーウルブズとの「NBAアブダビゲームズ」、さらに10日にはスペインの首都マドリードでレアル・マドリードと対戦するというハードスケジュール。
その後アメリカへ戻り、21日にデトロイト・ピストンズとのプレシーズンゲーム最終戦をこなし、26日にサンアントニオ・スパーズとのレギュラーシーズン開幕戦を迎えることとなる。
そうしたなか、主軸のルカ・ドンチッチはスロベニア代表として「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」へ出場し、全8試合をプレー。チームは7位に終わるも、ドンチッチは大会最多の平均27.0得点に7.1リバウンド6.1アシスト2.5スティールとフル稼働。
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その期間中、ドンチッチは今年3月にNBAの試合で太ももを痛めたことを明かしており、9月6日にカナダ代表、翌7日にリトアニア代表との2連戦を終えて「あまりよくはないね。けど同時に、僕はあと1試合あるから準備しないといけない。それにNBAの長いシーズンが待っている」と話していた。
ワールドカップ終了から約2週間が経過した時点で、キッドHCはドンチッチについてこのように語っていた。
「ここで前進を続けていくことで、彼がプレーする準備をしていければいいね。私は選手たちのキャリアにおいて、100パーセントではない、もしくは99パーセント、95パーセントの時もあると推測している。たくさん試合をプレーし、キャリアが長くなる分、誰にでもあることだと思う。誰もが本当に100パーセントというわけではない」
昨シーズンにウェスタン・カンファレンス11位の38勝44敗と低迷し、プレーオフ出場を逃したマブスは、今年2月にトレードで獲得したカイリー・アービングと再契約を結んだほか、今オフにはドラフトを絡めたトレードでリショーン・ホームズ、デレック・ライブリー二世という2人のビッグマンを補強。
さらにビッグマンのドワイト・パウエルと再契約すると、サイン&トレードでボストン・セルティックスからグラント・ウィリアムズ、FA(フリーエージェント)戦線ではセス・カリー、ダンテ・エクサム、デリック・ジョーンズJr.を獲得して戦力増強に成功した。
今シーズンのロスターには、指揮官も自信を見せていた。