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秋山ゆずき、“鎧”を脱ぐきっかけとなった演出家からの言葉とは?

TVerプラス


ドラマ『●●ちゃん』(読み:まるまるちゃん)(ABCテレビ、毎週日曜24:55~※関西ローカル)は、“普通じゃない”性事情に悩める3人のヒロインたちの超赤裸々な性愛と友情が、オムニバス形式で描かれるピンクでポジティブなラブコメディ。

第1章「セックスちゃん」では、セックスによって他者を理解しようとする柏木史恵(増田有華)の奔放すぎる性生活、第2章「高学歴ちゃん」では、東大卒という高学歴の呪いに囚われ、恋愛で行き詰まる宮田貴子(秋山ゆずき)の衝撃のロマンス、そして、第3章「不倫ちゃん」では、既婚男性との不倫でしか自己肯定感を得られない吉村真湖(大久保桜子)の略奪愛憎物語が展開していきます。

この度、第2章「高学歴ちゃん」の主人公・宮田貴子を演じる秋山ゆずきさんにインタビュー。最初は「彼女の考えや言葉の意図が理解できなかった」という貴子をどう作り上げたのか――話を聞くと、貴子のように“鎧”を纏っていた過去を振り返ったところにヒントがあったそうです。

貴子は“高学歴という鎧”を纏っている人



――テーマだけを見ると、過激に思えてしまう本作。オファーを受けた際、どのような印象を受けましたか?

実は去年から、マネージャーさんに「恋愛ドラマに出たい!」とずっと言っていたんです。若い子の恋愛を描くのではなく、ちょうど私と同じような30代に差し掛かった女性のオトナな恋。しっかり悩んで、傷ついて、泣いて、それでも強く立ち上がって……といった恋愛模様を演じてみたかったので、「やってみますか?」と連絡があって「やります!」と即答しました。

――やりたい作品に当てはまっていたんですね。貴子というキャラクターについてはどうでしょう?

もちろん貴子みたいな役もやりたいと思っていました。しかし、自分がこれまで学歴を気にして生きてこなかった分、台本を1度読んだだけでは、彼女の考えや言葉の意図が理解できなくて。

――そんな貴子をどう理解して、作り上げていったのですか?

撮影に入る前に、本読みをしたんです。その時に他の出演者さんたちに相談したのですが、そこでの会話を通して、貴子は“高学歴という鎧”を着ている人なんだと理解しました。「私は学歴があるから大丈夫」って、自分を守っているんです。貴子にとって、自分に自信を持つためのワードが「高学歴」であっただけで、その他の部分は普通の女の子なんですよね。

しかし、その“高学歴という鎧”のせいで、人に頼れなくなってしまった。私も若い時、勝手なプライドを持って自分よがりなお芝居しかできない時期があったので、その頃を思い返して貴子の気持ちが理解できたんです。

――秋山さんはその鎧をどう脱いだのですか?

演出家さんに「他人に頼ってお芝居したら、もっと変わって来るよ」と指摘されたことですね。「他人に頼る芝居って何?」と最初は理解できませんでしたが、他人の芝居を受けてみると、確かに表現が変わったんです。そこで、「完璧でいなきゃいけない」から「助けてもらうことは悪いことじゃない」と考えが変わり、楽になれました。

――秋山さんの貴子の解釈はすごく理解できます。人間誰しも、傷つかないための“鎧”を纏っていますよね。

その通りだと思います。私は、どんな嫌なことがあっても笑っていなきゃいけないと思っていました。“笑顔という鎧”を纏うことで、自分が傷ついていると自覚せずにいられると思っていたんです。

それも、先ほどとは違う演出家の方に「なんで楽しくないのに笑うの?」と指摘されたことが、鎧を脱ぐきっかけになりました。お芝居のオーディションに行くと、そういうことを言ってくれる方が結構いらっしゃるんです(笑)。

自分が傷つかないためというのももちろんですが、空気を悪くしないために気を使って笑っていた部分もあったので「何でそんなこと言われなきゃいけないんだ!」と怒りを覚えた一方、無理して笑っているのって伝わってしまうんだなと。傷ついた時は傷ついた表情をしていいし、楽しくなければ笑わなくていい。大人なのでさじ加減はありますが、そのおかげで、自分の心に嘘をつかなくなりました。

秋山ゆずきが恋人・結婚相手に求めることは…



――恋愛のシーンだけでなく、史恵と真湖との友情も本作の見どころ。増田さん、大久保さんとの撮影はどんな感じでしたか?

撮影現場では、ずっと笑っていました。有華ちゃんが盛り上げてくれるんです。スタッフさんたちにニックネームをつけるなど積極的に雰囲気を作ってくれて、有華ちゃんのおかげでチームに一体感ができました。一番撮影時間が長く、体力的にも大変な中、ここまで気を回せるってすごいですよね。私も桜子ちゃんも、本当に助けてもらいました。

――では、増田さんと大久保さんの人柄を「●●ちゃん」に当てはめるなら?

今言った現場でのふるまいで、有華ちゃんは「心遣いちゃん」ですかね。桜子ちゃんは「自由ちゃん」かも。見た目はお人形さんみたいにかわいいのに、実はすっごく面白い人なんですよ。サウナのシーンで急に寝っ転がったり、パックをしだしたり(笑)。私が思いつかないお芝居・表現を持っていて、その自由な発想力がステキだと思いました。

――相手役となる山下航平さん(佐々木爽介役)との撮影シーンはいかがでしたか?

山下さんもとても面白い方で、「こんな俺に恋できる?」と確認されました(笑)。役になり切ろうという責任感を持っているし、相手役となる私が演じやすいような役柄を作ろうと努力されている方。そんな山下さんだからこそ、信頼しながらお芝居ができました。

――ズバリ、秋山さんが恋人・結婚相手に求めるもの(条件)は?

わかりづらいかもしれないのですが、道に花が咲いていて、私が「昨日咲いてなかったのに、今日は咲いたね!」と言った時に、「本当だ、昨日は咲いてなかったのにね!」と言ってくれる人がいいです(笑)。

――細かいところに気づく人、ということですか?

その要素ももちろんあってほしいのですが、私が見つけた言葉を面白がってくれる人……という感じですかね。ツッコミ待ちという意味ではなく、私の心が動いたことに対して「本当だね」と興味を持ってくれる人。ちょっとした心の動きでも、一緒に大事にしていける人がいいですね。

――最後に、放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

3人の女性の性事情がテーマとはなっていますが、性だけではない心の悩みにも寄り添ってくれる作品になっていると思います。「私って人と違うかも」と悩んでいるとしたら、このドラマを見て「そんな自分も自分だよな」と認めてあげるきっかけになってほしい。「人生がちょっと生きやすくなった」と感じてくれたら嬉しいです。

取材・文・写真:米田果織
 
   

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