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【クイズ】日本初の映画。観客が観たスクリーンではないモノって?

バカリズム×松田龍平による最高のコメディ 『ケンシロウによろしく』が“運命的に”面白い

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『ケンシロウによろしく』©ジャスミン・ギュ/講談社 ©DMM TV

「松田龍平なら大丈夫だ」

参考:松田龍平主演『ケンシロウによろしく』に中村獅童、倉科カナ、矢本悠馬ら出演 本予告も

 筆者は胸を撫で下ろした。

 なにが大丈夫なのかと言うと、松田龍平なら、ジャスミン・ギュ原作『ケンシロウによろしく』の主人公・沼倉孝一役を任せられるということだ。

 主人公・沼倉孝一は、母を奪ったヤクザ・木村(中村獅童)を殺すために北斗神拳を学び(独学)、ケンシロウを目指していたら、なぜか超一流のマッサージ師になっていたという男だ。

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 4つの国家資格を取り(人の金で)、都内にマッサージ店も開業した(人の金で)。

 ケンシロウなのだから当然初体験はユリアと決めているため、40歳を過ぎても童貞である。

 このように全方位的にバカで、「男前なのにバカだから童貞」みたいな役柄がもっとも似合う役者、それが松田龍平だ。

 松田龍平は、どんなに真面目にシリアスな芝居をしていても、心の中では「ハンバーグたべたいなあ」とか考えているように見えるのだ。

 決して見開かれることのない細い目、あまり活躍しない表情筋、抑揚の少ないセリフ回し。決してディスっているわけではない。これらの要素は、ハードボイルドな役を演じる上では大きな武器でもある。

 だが、このような要素がもっとも活きるのは、“シュールかつバカな役”を演じる時だ。

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