「RIZIN.44」（9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ）の前々日インタビューが9月22日、都内で開催された。
元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也（MFL team CLUB es）と対戦する宇佐美正パトリック（Battle-Box）が「めちゃくちゃお腹薄い」「メンタル弱い」などと一刀両断した。
宇佐美は昨年10月にRIZIN初参戦。元修斗環太平洋ライト級王者のベテラン・佐々木信治に3RTKO勝ち、大晦日には第2代RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアに1Rわずか45秒で戦慄のKO勝ちと順調に白星を重ねるが、4月の「RIZIN.41」では第3代HEATライト級王者でROAD FC、修斗、AFCなどさまざまな団体でキャリアを積むキム・ギョンピョ（韓国／Redhorse MMA）に一本負け。今回はそこからの再起戦で初めてのキックボクシングルールでの試合となる。
宇佐美は安保については「キャリアも多い選手なので油断できないですけどしっかり打ち勝って、俺のほうが強いと見せられたらいい」、試合については「しっかり俺が倒すような試合になると思う」との見立て。
宇佐美は幼少期に極真空手を始め、その後転向したボクシングでは高校6冠を達成。2018年8月のAIBA世界ユース選手権では銅メダルを獲得。大学に進学後は東京オリンピック選考会の準決勝にまで進出している。その後、総合格闘家に転身したのだが自らの打撃については「進化とかはしていないけど、サビは取れたなという感じ。しっかり刀を研いでピッカピカな状態」と自信を見せた。
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カード発表会見ではボディーでのKO宣言を放ったのだが、この日も「めちゃくちゃお腹薄いでしょ！ めちゃくちゃ、Twitterとかで動画が送られてくる。安保ファンがびびらせようと送ってくるのかしらないけど“
めちゃくちゃ薄いやん！”」とバッサリ。
安保が宇佐美を倒したうえでの木村“フィリップ”ミノル戦を口にしていることについては「簡単に行けるんだったら行ってみ？という感じ。俺からしたらふざけているようにしか見えない。木村選手と言ってますけど、俺を倒してからそういうの言ってくれという感じなので勝手に言っといてと。相手にしていない」とここもバッサリ。
昨年大晦日のベイノア戦では「ワンショットワンキル」という予告通り一発でベイノアを仕留めたのだが「とりあえずみなさんが思ってないことが起きると思う、ほんまに。それくらいめっちゃ楽しみ。いろいろ練習しましたし“安保くん、頑張って立っててくれ”という感じ」と自信を見せた。
安保がキックボクシングの技術とキャリアでさばきに来る可能性については「そんなおもんない試合すんなら出てくるな。僕は真っ向勝負。楽しみにしていてください。僕は技術で乗り越えられるような壁じゃない。甘く考えてもらったら、失礼だと思いますわ」、安保とのリーチ差についても「スピードが違うんで、スピードでいわしてやりますよ。（安保は）ボクシングスパーやってるけど、僕は世界でやってきたんで。そこらへんのぬるいスパーしてたら死ぬぞってとこ見せてやりますよ」と語った。
また「フィニッシュのイメージも100％。“多分これ当たるやろな”ってのも100％当たる。動画を見ても癖がずっと直っていない」と安保の癖も見切ったよう。
その上で「結局お互いしんどくなったときに、どっちがしっかり行ききれるか。安保はそこで行き切ったことがない。僕はしんどいところでも行き切ってしっかり勝ちをとりにいく。安保はメンタル弱いので、ぐちゃぐちゃにしたろかと思っています」と安保のンタル面についても言及した。
