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真木よう子「親友だと思っている」、江口のりこ「親友ではない」丁々発止のやり取りに会場爆笑!

MOVIE WALKER PRESS

豊田徹也の長編漫画を『愛がなんだ』(19)や『ちひろさん』(23)などの今泉力哉監督が映画化した『アンダーカレント』(10月6日公開)の完成披露上映会が9月21日に新宿バルト9で開催され、真木よう子、江口のりこ、今泉監督が登壇。もともと原作が大好きだったという真木が、「漫画好きな人はわかってくれると思うんですが、好きな漫画の実写化って絶対にしてほしくないですよね」と複雑な胸の内を率直に語り、会場を笑わせた。

原作となった長編コミック「アンダーカレント」は、“漫画界のカンヌ映画祭“とも称されるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出された伝説的作品。突然夫が失踪してしまった銭湯の女主人のかなえ(真木)と、途方に暮れる彼女の前に「働きたい」と現れる謎の男、堀(井浦新)が不思議な共同生活を始め、次第にそれぞれの心の奥底に秘めていた想いが浮かび上がるさまを描く。

かねてより漫画ファンとして知られる真木だが、「ふらっと本屋に入ってジャケ買いをすることがすごく多い。そのなかの一つで、すごく大好きな作品になって何回か読んでいた」ともともと今回の原作も熱心に読み込んでいたという。「それから10年くらい経って、まさか自分に(オファーが)来てびっくりした」と振り返りつつ、「漫画好きな人はわかってくれると思うんですが、好きな漫画の実写化って絶対にしてほしくないですよね。『真木よう子じゃ、よくなかったな』と言われたくないという想いと共に、『ほかの誰にもやらせたくない』という想いもあって。ぜひチャレンジさせてくださいという想いで、頑張りました」と原作ファンとして相当な覚悟があったことを明かした。

撮影に入る前に原作を読み返し、「かなえちゃん視点で、かなえちゃんをお腹に入れようと思った」という真木。「かなえちゃんの奥深く、コアな部分、素の部分のところまで一緒に落ちていかなければいけなかった。それは忘れてはいけなかったし、楽な撮影ではなかったですが、すごくやりがいのある役でした」と力を注ぎ込み、「観てもらえるのが楽しみでもあり、ちょっと怖いです」と観客の反応が怖くもある様子。現場には原作を「持ち込んだ」とも。「原作に忠実なシーンもあるので、かなえちゃんの目線、表情、ディテール、言葉も全部繰り返して、なるべく近づけるようにした。私のなかでは、そこはどうしても譲れなかった。どうしても忠実にやりたかった」と力強く話していた。

今泉監督は、原作者の豊田と対話を繰り返し、実写化に向けて走りだしたという。「重さや悩み、孤独などもあるけれど、原作にはコミカルな時間、普通に生活している穏やかな時間も流れている。原作のそのおもしろさを、実際の俳優さんが演じるとなると温度も変わってくる」と実写化としてどのように血を通わせていくのか、いろいろと考えたそうだが、「真木さんを中心にキャスティングしていく時も、江口さんや、(井浦)新さん、(永山)瑛太さんや、リリー(・フランキー)さんなど、真木さんと共演経験がある人をキャスティングすることで、この映画を作る以前の時間や関係性も、作品にプラスになったらいいなと思った。役柄以外の時間もプラスになればと思った」とこだわりを明かした。

その言葉通り、真木と江口は旧知の仲だ。かなえの同級生の菅野役を演じた江口について、真木は「私は、親友だと思っています」とにっこり。すると江口は「親友ではないです。昔から知っているというだけで」と訂正して会場も爆笑。出会いは2004年の映画『パッチギ!』だそうで、真木が「『パッチギ!』の時に一緒に買い物とか行ったやん」と話を向けると、江口は「親友ではないよ」と続けて、さらに観客を笑わせた。真木は「いまや売れに売れて、捕まえられないという感じになってしまった江口のりこが、私の主演を手伝ってくれる。こんなありがたいことはない」と感謝しきり。「ただ好きなので、顔を見ると笑っちゃうんです。そこだけ気をつけて、頑張っていました」と江口に愛情を傾けつつ、目尻を下げていた。

司会から真木の「意外な一面は?」と聞かれる場面もあったが、江口は「意外に優しいですね」と回答。「やっぱり母親ということもあり、母親みたいな優しさがある。『寒い』と言っていたら、自分の上着を『着る?』と言ってくれたり。チョコレートを持っていたら、『食べる?』と言ってくれたり」と具体例をあげ、「その二つだけですけどね」とバッサリ。最後のフォトセッションでは真木と江口の会話が止まらなくなるひと幕もあり、2人の丁々発止のやり取りに会場からも笑みがこぼれていた。

取材・文/成田おり枝
 
   

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